【書評】『ベースボールと日本占領』/谷川建司・著/京都大学学術出版会/2200円【評者】川本三郎(評論家)太平洋戦争で勝者となり日本を実質的に占領下に置いたアメリカは、戦勝国として清算の仕方が他の国と異なった。領土の割譲や賠償金の支払いを求めることなく、日本をアメリカのような民主主義国家にすることを望んだ。そのために文化政策として重視されたのが映画とそしてスポーツとりわけ野球だった。戦後の占領下日本の研究者である著者が映画についで取り組んだのが野 全文
NEWSポストセブン 12月14日 19時15分
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