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2021年9月頃より、GeForce RTX 3000シリーズのリフレッシュモデルに関するリークが度々出現していますが、2020年9月17日に発売されたGeForce RTX 3080のVRAMが10GBから12GBに強化されたモデルが投入されるようです。

RTX 3080 12GB版が登場へ。Superの動向は不明

NVIDIA preparing GeForce RTX 3080 with GA102-220 GPU and 12GB memory for January 2022 launch – VideoCardz.com

GeForce RTX 3080については、2020年9月17日に発売が開始されたRTX 3000シリーズの中では初期に登場したモデルとなっています。そんなRTX 3080ですが、VideoCardzが独自に入手したソースによるとVRAM容量が増やされるリフレッシュ計画があるとの事です。

RTX 3080 12GB版ではバス幅も拡充。パフォーマンスへの影響は不明

Videocardzによるとこの12GBのVRAMを搭載したGeForce RTX 3080ではGA102-220 GPUを搭載するとの事で、既存のRTX 3080の10GBから2GB VRAMが増やされたモデルとなります。

VideoCardzに情報を提供したAIBの関係者によると、このグラフィックカードがなぜこのタイミングで追加されるか理由が定かでは無いとの事ですが、この12GB版RTX 3080が投入された場合、既存の10GB版 RTX 3080は生産停止になる可能性が高いと述べているとの事です。

このGA102-220についてはCUDAコア数には変更が無く8704基のままになるとのことです。一方で、2GBのVRAM容量を追加するにあたってメモリーダイを2つ追加するため、バス幅は現行の320bitから384bitに引き上げられると見られています。これにより帯域幅は向上すると見られていますが、現時点で帯域幅への寄与度が大きいメモリー速度についてはAIB側には情報開示がされておらず、不明との事です。そのため、この12GB版RTX 3080が既存の10GB版RTX 3080に対してどの程度パフォーマンスが向上するのかなどは不明となっています。

なお、発売時期についてはGeForce RTX 3090 Tiや16GB版 RTX 3070、12GB版 RTX 2060などと合わせて2022年1月頃に発売されると見られています。

Superはこの12GB版 RTX 3080?

GA102-220と呼ばれるGPUについては10月7日時点でkopite7kimi氏がTwitter上で言及しています。

ツイート上ではRTX 3080 Superの事を指す、『80S』のGPUはGA102-220-A1がベースとなると書いており、Videocardzの情報を照らし合わせると、RTX 3080 Superの存在はこの12GB版RTX 3080である可能性がありそうです。

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GeForce RTX 3080については、基板上に10枚のメモリーダイが載せられていますが、2枚ほどメモリーを追加で搭載できるスペースが残されています。そのため、1GBのメモリーダイを2枚追加する事で、12GB化する事は簡単に出来ると見られています。

なぜ今さらこのような変更を加えるかですが、NVIDIAではRTX 3080より下位モデルにあたるRTX 3060やRTX 3070 Tiなどが12GBのVRAMを搭載していますが、今後RTX 3070 TiにVRAMが16GB版、RTX 3050 Tiや旧世代のRTX 2060に12GB版などVRAMが大容量化されたモデルが次々と投入される見込みです。

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そうなると、NVIDIAのラインアップ上ハイエンド帯に属するRTX 3080のVRAM容量がエントリーモデルに当たるRTX 3050 TiやRTX 2060に劣るという歪な状況となってしまうため、NVIDIAとしてはRTX 2060の12GB版などが登場するタイミングに合わせてRTX 3080も12GB化する変更を加えるのではないかと考えられます。

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