現在の米政権にとって中東での最大の外交案件はイラン核協議でしょうが、この問題を巡りバイデン政権に対する米国内やイスラル等からの圧力が厳しくなりつつある模様です。
なお、最近イランやロシア筋から、協議が進展しているとの楽観的見方が流されていますが、どうもこれは両者の時間稼ぎのためもあっての希望的観測というべき見方か？と言う気もします。
al sharq al awsat net は、ブリンケン国務長官が１３日だったかに、イランは核協議をずるずると引っ張っていると批判するとともに、核合意に残された時間はあと数週間しかないと警告したと報じています。同長官はまた、米港は核合意が実現することを望むが、そうでない場合にはあらゆる選択肢を県つすることとなるとも警告した由
（あらゆる選択肢には当然軍事力行使もふくまれるのでしょう）
同ネットの別の記事は、米政界では共和党幹部が、国務長官に書簡を送り、イランとの核協議を早期に中止し、対イラン圧力政策に復帰するように、米政府に圧力を加えていると報じています。
記事は更に、米国がとるべき対イラン圧力の最初の手段はイランの原油の中国との取引で、安保理の制裁決議にもかかわらず、中国は月額１３億ドルものイラン原油を購入しているとしている由
（中国に対し強硬姿勢の共和党にとり、イランと中国を二つの共通目標とするイラン原油制裁は一石２鳥の案か！！）
جمهوريون يدعون بايدن إلى الانسحاب من مفاوضات فيينا ≪الهزلية≫ | الشرق الأوسط (aawsat.com)
بلينكن: ≪بضعة أسابيع≫ لإنقاذ الاتفاق النووي وإلا فسنلجأ لـ≪خيارات أخرى≫ | الشرق الأوسط (aawsat.com)