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放射性廃棄物最終処分地の選定方針について、自治体向けの説明会が水戸市で5月31日に開催される予定。

「昨年度は非公開で行われ、住民の反発や不信を懸念する市町村の欠席が相次いだ」という不透明さ。

今年は公開で行われるという。公開といっても、質疑応答など、双方向の議論がないとダメ。説明が主で質疑は短時間だと、逆に不満を覚える自治体も多くなるだろう。真に開かれた形になるのかな。

2016年5月14日 東京新聞

 原発から出る核のごみ、高レベル放射性廃棄物の最終処分地の選定方針について、経済産業省の自治体向け説明会が三十一日午後二時から水戸市の県民文化センターで開かれる。

 説明会は今月から六月にかけて、福島県などを除き原則、全国で実施する。経産省は「原子力政策全般を紹介する中で、最終処分の問題も説明する」としている。

 高レベル放射性廃棄物は、ガラス固化後に金属容器に入れ、深さ三百メートル以上の地層に埋めて処分する。国は、今年十二月をめどに最終処分の「科学的有望地」を選定する予定で、説明会では処分候補地決定の作業の進行状況などを説明する見通し。

 説明会は昨年度は非公開で行われ、住民の反発や不信を懸念する市町村の欠席が相次いだ。このため、全国の自治体の出席率は六割程度だった。本年度は公開で行う。