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世界経済フォーラムによれば、オートメーションにより2025年までに8500万人が職を失い、同時に9700万人の新たな雇用が創出されるという。良いニュースのように聞こえるが、多くの人が将来の仕事のために再びトレーニングを受ける必要があるという厳しい現実だ。

多くのスタートアップが従業員のスキルに関するこうした問題の解決に取り組み、人材育成、神経科学に基づく評価、人材配置の予測テクノロジーに着目している。このようなスタートアップにはPymetrics(5660万ドル、約62億1000万円を調達)、Eightfold(3億9680万ドル、約435億3000万円を調達)、EmPath(100万ドル、約1億1000万円を調達)などがある。しかしこの分野はまだこれからだ。

retrain.aiは自社を「人材インテリジェンスプラットフォーム」企業と宣伝している。同社はこれまでに投資していたSquare Peg、Hetz Ventures、TechAviv、.406 Ventures、Schusterman Family Investmentsから追加で700万ドル(約7億7000万円)を調達した。また戦略的投資家としてSplunk Venturesが加わった。このラウンドにより、調達金額の合計は2000万ドル(約22億円)となった。

retrain.aiはAIと機械学習を活用して、行政や組織が将来の業務のために人材の再トレーニングやスキルアップを実施し、多様性に取り組み、従業員と求職者のキャリアマネジメントができるように支援するという。

同社の共同創業者でCEOのShay David(シェイ・デビッド)博士は「データの力で世界の労働市場で広がりつつあるスキルギャップを解決するエキサイティングなジャーニーにSplunk Venturesが加わることを喜んでいます」と述べた。

retrain.aiは、企業が「多数のデータソースを分析してスキルセットの需要と供給を理解する」ことにより将来的な人員の戦略に取り組むための支援をするとしている。

新たに得た資金は、米国内での事業拡大、人材の雇用、製品開発に充てられる。

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画像クレジット:retrain.ai

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(文:Mike Butcher、翻訳:Kaori Koyama)