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 東京と大阪に設置されている自衛隊が運営するワクチンの大規模接種センター。ワクチン接種の始まった当初の混雑と比べると、全く景色が違います。

 受付は5カ所ありますが、どこにも並んでいる人は見当たりません。

 接種した人:「すごくスムーズに入れて、あまり待つ時間もなく受けられた」「だいぶ落ち着いているんじゃないかな」

 大阪の接種会場でも待機場所がほとんど空席となっていて、案内スタッフも案内のしようがない状態です。

 自衛隊大規模接種センター接種隊長・鈴木洋2等陸佐:「日によって変動はありますが、最大接種能力の1割から2割で推移しています。1回目接種、まだまだ希望の方いらっしゃると思いますので、早めにご予約頂ければと思います」

 14日に東京都が確認した新型コロナの感染者は62人。6日連続で100人を下回っています。

 ワクチン接種は2回目まで終わった人が65.8%となっていますが、ここにきて気になる動きもあります。

 モデルナ製ワクチン接種後、心臓の筋肉に炎症が起きる「心筋炎」や「心膜炎」が疑われるケースがまれに報告されているのです。

 これは若い男性ほど多くなる傾向がみられ、海外では接種を控える動きが出ています。

 厚生労働省のまとめによると、国内では先月12日まで、10代の男性で100万人あたり21.6件、20代の男性で100万人あたり17.1件、心筋炎などが報告されています。

 厚労省では10代、20代の男性にファイザー製のワクチンを推奨する方向で検討。

 1回目にモデルナ製を打った場合でも2回目はファイザー製を勧める方針で、今月15日に開かれる分科会で議論されます。