Aiamu Olive × 日本あみぐるみ協会 コラボ企画で
４月号よりスタートした 毎月あみぐるみコレクション。
本誌掲載と連動したインタビューを12回連載でお届けしております。
今回は、第８回 まるみ先生の続きです。
日本あみぐるみ協会HP → amigurumi.jp
まるみ先生ブログ→ http://akinaijouhou.jugem.jp/
ネギの元ネタは…
AiamuOlive（以下、Ａ）：毎月あみコレで掲載されている“ネギのあみぐるみ”について
おたずねしますね。
まるみ先生はこれまでネギのあみぐるみを量産されていると思うのですが、そもそも
ネギを編み始められたのはいつ頃ですか？
まるみ（以下、ま）：2002年頃に、ネギマトリョーシカを編んだのが最初です。
ネギマトリョーシカ
ま：その後しばらくネギは編んでいなかったんですけど、量産しようとしたきっかけは
初音ミク なんです(笑)
Ａ：初音ミク(笑)
ま：ボーカロイド自体はよく知らなくて、ミクっていうキャラクターがいて、歌を歌わせることができるくらいの認識しかなかったんですけど、2010年頃に、ミクがネギを振って踊っているGIFアニメ（※）を見て、「もしかしてネギってかわいいのかも？」って思って。
そこからですね。
※ Wikipediaの 初音ミクとネギ も参照ください。
Ａ：ネギをこれまで何本くらい編んだか分かりますか？
ま：５0本ぐらいですかね。
Ａ：これからも量産をお願いしたいと思います。
まるみ先生は、やっぱり少し変わったあみぐるみを編まれることが多いように感じるん
ですけれど、そのインスピレーションは一体どこから降ってくるんでしょう？
ま：だいたい漫画かアニメですかね。
金棒も『鬼灯の冷徹』（※）という漫画が元なので。
※ 鬼灯の冷徹は江口夏実による日本の漫画作品。
『モーニング』（講談社）にて2011年14号から2020年６号まで連載された。
2017年のあみコレ出展作品の金棒
Ａ：まるみ先生にとって「あみぐるみ」とは何でしょう。
ま：何でしょう？
身も蓋もないことを言ってしまうと、自己顕示欲？的な感じですね。
私、美術部だったわりには、絵が描けなくて。
ずっと描いてないと、描けなくなるじゃないですか。
もうヘロヘロな線しか描けなくなっちゃって。
絵の代わりにあみぐるんでいる（編んでいる）っていう部分がありますね。
自己顕示欲というか、自己表現というか、二次創作の代わりみたいな。
Ａ：絵は描けなくても、何かをつくったり、生み出したりするのが好きだから？
ま：そうそう。
好きな漫画のイラスト描くのと一緒みたいな。
描けないので編む。
Ａ：なるほど。
では、あみぐるみを制作する上で、特に意識していることなどありますか？
ま：何でしょうね。
やっぱりちょっとおもしろいものになるようにっていうところですかね。
普通にかわいいのはいくらでも編んでらっしゃる方がおられますので、ちょっと違った
ものを、ちょっとおもしろいものになるといいなと思いながら、つくっています。
Ａ：まるみ先生のあみぐるみをお手に取ってくださった方にどんな気持ちになってほしいですか？
ま：感じたいように感じていただければ(笑)って感じですかね。
なんだかおもしろいかも？くらいな感じで手にとっていただければ嬉しいというか…。
Ａ：純粋にかわいいだけじゃなく、おもしろかわいいのがまるみ先生の魅力なのかなと
感じます。
ちょっと毒を感じたり、シュールだったり…。
ま：そうですね。
何かちょっと入れたいじゃないですか？
Ａ：ひねりというかね。
そういうところがいいところだと思うので。
そのままでいてください。
廃番にならない糸があったらいいな…
Ａ：あみぐるみを編むのにおすすめの糸、あるいは好きな糸を教えてください。
ま：ごく普通のことを言いますけど、適度な太さのストレートヤーンがいいですね。
Ａ：適度な太さはだいたいかぎ針でいうと何号？
ま：5/0号・6/0号ぐらいですね。
Ａ：それでいうとラブボニーとかわんぱくデニスとか？
ま：あみぐるみを編む際は、私、やっぱりハマナカさんのアクリル（糸）が好きなんですよ。
Ａ：ありがとうございます。
ま：ピッコロ・ラブボニー・ボニー。
色展開が多いですし、発色がとてもいいですし。
パキっとした色でつくるのが好きなので。
Ａ：ありがとうございます。
「#こんなitoがaったらいいな」もお聞かせください。
ま：廃番にならない糸があったらいいな…。
私はあんまり廃番の憂き目にはあってないんですけど、かわいい仲間プチが
なくなっちゃったときは少なからずショックでした。
後継で ラブボニー にはなったんですけど、最初は色数も少なかったですし。
かわいい仲間プチは、ラベルもかわいくて好きでした。
Ａ：メーカーとしても廃番にしたくないので、廃番にならない糸をつくれるかどうかは
みなさんにかかってますね。
廃番にならないよう、あみぐるまーのみなさまにガンガンアクリル糸をお使い
いただきたいと思います。
ま：(笑)
家にいながらけっこう開かれている
Ａ：今後の野望は？
ま：野望…。
一発当てたいなと思いながらも、20年くらい経ってますね…。
Ａ：当てるっていうのはどういう感じですか？
ま：たまたま誰かの目にとまって、とても流行って、みたいな(笑)
Ａ：ネギのあみぐるみが、41年に一度しかない500号に掲載されたことで、大ブレーク
するかもしれませんよ？
ま：そんな妄想をしてるだけで、何の努力もしてないんですけどね（笑）
Ａ：いやいや、そうでもないと思いますよ。
Togetter（marumi324）とかnote（https://note.com/marumi_324/）などもされていますし…。
ま：noteでは、イッキにあみぐるむ あみぐるみを提案してまして。
イッキに編めるものを有料と無料で公開しています。 
noteで公開中のイッキに編めるアマビエ
Ａ：日本あみぐるみ協会の方はネットに長けた方が多いですよね。
ま：外に出ずにやりたいみたいな。
Ａ：できるんなら何だって家でやっちゃいたいみたいな。
ま：あみコレは自分が会場入りしなくても可じゃないですか。
デザフェスやその他のイベントと違って、うち家にいて荷物だけ送ったら展示会販売
やってもらえるなんて有難すぎますよ。
そういうところが、すごくいいなって思うんです。
Ａ：インドアながらも、行動力が発揮されるという…。
ま：家にいながらけっこう開かれているんですよ。
（以上）
その後まるみ先生とはニッターズハイの話で盛り上がり、みんなで買って布教しましょうという話でインタビューが終わったことは公然の秘密である…。
今公然となった…。
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↓ 日本あみぐるみ協会さんからのお知らせです♪
あみぐるみコレクション2021 開催します！
あみぐるみコレクションは
日本で最大の参加作家数・出品数を誇るあみぐるみ展示即売会です。
今年も全国で開催致します！
■期日
第１期 東京会場 2021年11月20日（土）21日（日）22日（月）
第２期 名古屋会場 2021年11月26日（金）27日（土）28日（日）
第３期 京都会場 2021年12月3日（金）4日（土）
第４期 札幌会場 2021年12月13日（月）～2022年1月15日（土）
第５期 広島会場 2022年1月22日（土）23日（日）
第６期 オンライン会場 2022年2月初旬
今年は５会場＋オンラインで開催します。
全会場・入場無料です
■協賛企業さま（50音順）
クロバー株式会社
株式会社ダイドーフォワード
チューリップ株式会社
ディー・エム・シー株式会社
内藤商事株式会社
ハマナカ株式会社
株式会社山久
あみぐるみコレクション楽しみ
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