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 厚生労働省は13日、新型コロナウイルス感染症の治療に使う抗体カクテル療法について、これまで入院患者のみが対象だとしていた自治体向けの通知を改正し、短期入院や宿泊療養の患者でも使用できるとする見解を示した。自宅や高齢者施設での使用は引き続き対象外とした。

 短期入院患者に投与する場合は一定期間、健康観察し、短期のうちに宿泊や自宅療養へ移行を想定。宿泊療養では、患者の容体急変に対応できるよう、療養先を臨時の医療施設化した上で投与するよう求めた。

 また投与後24時間は重大な副反応が起きうるとする海外の報告を示し、十分に健康観察できる体制の整備を求めた。