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例年通りならば来年の秋ごろにリリースされるはずの次世代Android OS、Android 13。

この次期OSではAndroid 12で一部のユーザーにとって問題となっている過度なバッテリー節約プロセスを無効化できるようになる可能性があるようです。

XDAのMishaal Rahman氏が伝えたもの。

Android 12ではユーザーインターフェイスの大幅な変更だけでなく、バックグラウンドアプリの管理にも大きな変更が加えられており、その一つがPhantomProcessKillerというプロセスです。

これは電力を過剰に消費するバックグラウンドプロセス(いわゆるファントムプロセス)をキルするバッテリー節約策。

そして同氏によると、Android 13のAndroid Open Source Project(AOSP)コードの中で、PhantomProcessKillerへの変更が可能になるコマンドを発見したとのことで、これを使用するとアプリの動作支障がある場合、開発者向けオプションでバッテリー最適化機能を完全にオフにすることが可能になるようです。

具体的には開発者向けオプションでファントムプロセスの監視を切り替える設定を追加することができるようになり、設定->開発者向けオプション->機能フラグから、ファントム・プロセスの監視をオフにすることができるとのこと。

PhantomProcessKillerは、アプリのメインプロセスがバックグラウンドでもアクティブである場合に広範囲なリソースを使用する子プロセスを開始するとキックイン。
そのため、Android 12ではアプリが実行できる子プロセスは合計32個に制限されており、子プロセスがあまりにも多くのリソースを使用する場合は、強制終了させるという仕組みになっているようです。

そのため、PhantomProcessKillerは、バッテリーを節約するのに重要なプロセスであると同時に、これにより一部ではアプリからの通知が来ないといった問題の原因となっていることもある模様。

要はAndroid 13では通知が来ない、遅れるといった問題の原因となるバックグラウンドアプリの制限をユーザー自らが選んでオン・オフできるようになる、ということ。

これはバッテリー持ちを気にしない一部のパワーユーザーにとってはありがたい「新機能」かもしれませんね。

ソース:Twitter