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突然ですが、鍵の持ち歩き方がなかなか定まりません。キーケースをスマートに持ち歩く大人に憧れるものの、なくす・忘れる・落とすという3種類の前科がある自分にとっては遠い存在。穏当なのは、肌身離さずに身に着けるスタイルです。

以前は〈アーペーセー〉のネックストラップをベルトループにくくりつけて使っていたのですが、今の気分としてはもう少しシンプルなものがいい。そんな時に、オフィス近くの「ZABOU TOKYO」で見つけたのが〈ウィチャード〉のカラビナでした。

フランスの老舗マリン用品メーカーWichard社の
カラビナ(3,960円)。シャックル(1,320円)と呼ばれる別売りパーツも購入。

カラビナというと、どうしてもアウトドアの雰囲気に寄りがちな中、潔いほどシンプルなデザインに一目惚れ。日々のコーディネートのテイスト問わず寄り添ってくれる名脇役です。とはいえ、手に持ったときのズッシリとした重み、滑らかな曲線の美しさは主役級。単純にいちプロダクトとしてめちゃくちゃかっこいい一品です。

製品の信頼性の高さゆえ、クライマーや宇宙飛行士(!)も愛用しているカラビナなのだそう。

併せて購入したシャックルは本来であればロープを固定するパーツ。鍵を装着し、ネジ式のピンでロックする機構です。よくあるチープな二重リングではなく、同じ〈ウィチャード〉社のパーツを取り付けることで全体の素材感も統一される気がします。

ということで、せっかくのソリッドな質感を生かすべく、現在付けているのは家の鍵一本のみ。若い頃と違って無駄なものをジャラジャラと付けなくなったのは、一応大人っぽいということになるのかも。


FACY編集部・杉山

カラビナ単品としては決して安くありませんが、気に入ったアクセサリーを一品買ったと思えばかなり安い買い物。というか、そもそもカラビナというアイテム自体が結構好きなことに今気づきました。鍵問題は解決したから、次はバッグに取り付ける用として、NITEIZEのやつでも買おうかな。