劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデンnetflixの配信はいつ？

ネット動画配信されるとしたら、現状Netflixだけがヴァイオレット・エヴァーガーデンの独占配信権利を所有してる感じなので、配信されるとしたらネットフリックスだろうけど、映画のアニメって、結構ネット配信されないこと作品も多いので、視聴するならレンタルか円盤の購入の方がいいかも

行方不明になっている「愛している」を伝えてくれたギルベルト少佐の生存を信じ続けた健気なヴァイオレットが、劇場版でもとても切なくもあり、そしていじらしくて可愛いです。
シリーズのアニメを観ていた人は、ヴァイオレットと少佐のこの結末を見逃せません。
少佐との思い出だけではなく、映画の中で回想として時折はさまれるヴァイオレットが仕事の中で関わってきた人たちとのシーンにも何度も涙し、今の彼女を見て本当に人として大切なものを手に入れることができたのだと感じることができました。
ギルベルトからヴァイオレットを託された社長のホッジンズが、劇場版では温かいだけではなくとてもかっこよかったです。
少佐とはまた違う角度から彼女を見守り続けてきた彼の人柄が個人的にとても好きです。
彼女の痕跡を捜すデイジーと共に物語は進むのでシリーズを観ていなくても置き去りにされることもなく、新たに手紙を書くことになった少年・ユリスとのお話も感動できました。
そして、何と言っても京都アニメーションの真骨頂を体験できる素晴らしい作品です。
風になびくヴァイオレットの美しい髪の柔らかさ、そして伝説的ともいえる湖の上を走るシーンを彷彿とさせる海の表現には目を見張ります。

圧倒的作画で、全体的に丁寧に作られており、最後まで魅入ってしまいました。
ヴァイオレットの時代より少し未来のお話とヴァイオレット自体のお話が交互に展開されて、最初はなんなんだろうと思いましたが、クライマックスを見た後にこう落とし込むのか！という納得がありました。
電話が普及して手紙が少しずつ利用されなくなった時代。その電話のいいところと悪いところ、両方を丁寧に描いていました。
死別のシーンは展開がわかっていても涙ぐんでしまいます。それだけ良きシーンでした。
少佐との再会までのシーンもヴァイオレットの成長が感じられ、あんなに会いたかった少佐を前に立ち去るシーンはそこは成長しなくていいよと、続きはどうなるのだろうとハラハラしました。
声優さんたちも納得の演技で違和感なく物語に入り込めますし、とにかく先の展開が読めなくて次のシーンに行くたびにドキドキしていました。
待ちに待った少佐とヴァイオレットのきちんとした再会のシーン。ヴァイオレットが泣きじゃくる演技がまたいいです。
個人的によかったなと思うのがヴァイオレットが少佐に「愛してる」と言わなかったところです。私はヴァイオレットの少佐への想いは「親愛」だと思っているので変に恋愛を連想させることなく終わってくれたのがとても安心しました。
最後にちょっとだけ未来のお話で、ヴァイオレットのその後が分かるので納得の終わり方でした。
このアニメ、映画に出会えて本当によかったと思っています。

絵柄が本当にきれいです。戦争シーンが出てきたりするのに目を惹かれるようなキャラクターの動きや表情一つ一つに感動しました。表情だけに拘らずに背景の繊細な箇所にも気を遣っているところがはっきりとわかるのでストーリーとマッチして涙を流してしまうような映画になっていました。今作ではヴァイオレットエヴァーガーデンの生涯を大きな三つのパートに分けてそれぞれに山場がしっかりとえがかれており感動もあったり悔しいこともあったりとたくさんの感情を与えてくれるものになっています。少しずつ心を開いていくヴァイオレットに涙があふれ出るのを止めることができませんでした。きれいな映像と一緒に流れてくるBGMも作品にマッチしていて心地の良いハーモニーを演奏してくれているなと感じました。気持ちを手紙に乗せる事への大切さや現代では文字を書くことへの気持ちを忘れていた私達にとっては衝撃的な映画になったと感じます。文字の大切さ以外にも人への気持ちの持ち方などたくさんの大切なものを教えてもらえました。最後の結末にはあっと驚かせるような気が抜けるような不思議な感覚に陥ってしまいましたが最後まで飽きることなく素敵な作品に出会うことができたと幸せになれる映画でした。