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1万円から購入・売買できるアート作品の共同保有プラットフォームANDARTが2.8億円調達、事業加速と組織拡大に向け経営体制強化

1万円から購入・売買できるアート作品の共同保有プラットフォーム「ANDART」(アンドアート)を運営するANDARTは9月13日、第三者割当増資および日本政策金融公庫などの融資による総額2億8000万円の資金調達を発表した。引受先はユナイテッド、GMOインターネット、赤坂優氏(franky代表取締役)、竹内真氏(ビジョナル取締役CTO)。借入先は日本政策金融公庫、りそな銀行。調達した資金は、さらなる事業加速と組織拡大に向けた経営体制の強化のため、各事業・対応領域におけるコアメンバーの採用に活用する予定。

ANDARTは、2018年の9月に設立した「テクノロジーで、アートと社会を結び、拓く。」をミッションに掲げるアートテックカンパニー。現在は「ANDART」と「YOUANDART」(ユーアンドアート)の2つの事業を運営している。

ANDARTは、高額な有名アート作品や大型作品でも1万円から購入・売買できる、日本初のアート作品共同保有プラットフォーム。2019年9月のローンチ以来33作品の販売を行い、会員数は2021年6月に1万名を突破。オーナー権を購入した作品オーナーには、オンライン上でのコレクションをはじめ、実物作品の鑑賞機会など様々な優待を提供している。また、会員間取引機能ではオーナー権の売買が可能(β版)という。

過去アート購入の経験がまったくないユーザー65.4%のうち、半数以上が同サービス上で2作品以上のアートをコレクションしている(2021年3月同社調べ)など、これまで価格や知識面に高いハードルを感じていたユーザーが、新たにアートの購入体験をしているという。

YOUANDARTは、コロナ禍で住空間へのニーズが高まり生まれた、アートのオンラインストア。2021年6月に1周年を迎え、作品点数約500点を突破した。