現地時間12月13日、Adobeは 「Adobe Spark」 のリブランドを発表。新たな新クリエイティブツールとして 「Creative Cloud Express」 を展開すると発表した。
高品質なテンプレートから手軽にコンテンツを作成できる無料クリエイティブツール
「Creative Cloud Express」 は、Creative Cloudファミリーのひとつの製品として提供される。基本機能はいずれも無料で利用でき、WebベースもしくはApp Store、Google Play、Microsoft Storeからアプリをインストールして使用する。
「Creative Cloud Express」 は、もともと 「Adobe Spark」 として展開されていたツールの 「Spark Page」 「Spark Post」 「SparkVideo」 の3つの機能が1つにまとまったもの。
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大量に用意されたテンプレートやデザインアセットの中から気に入ったものをチョイスし、背景やフォント、配色などを自分好みにカスタマイズするだけで、高品質なビジネス用ロゴやSNSのプロフィール画像などを手軽に作成できる。作成したコンテンツは好みのファイル形式で書き出すことができ、商用利用も可能だ。
使い方はとても簡単で、タップやクリックを使って直感的にデザインを選択していくだけ。テンプレートや配置する要素などは大量に用意されているので、直感的に 「良いな」 と思ったものをどんどん組み合わせていくだけで高品質なコンテンツを作成可能。もし自分で撮影した写真を使いたい場合には、背景をワンタップで削除してテンプレート内に配置することも可能だ。
近年、オンラインで過ごす時間が多くなったことで、デザインのスキルを持っていないユーザーでもコンテンツを作らなければならない場面に遭遇する機会が多くなってきている。Adobeとしては、どんな人でも自分の思い描いているオリジナルコンテンツを数ステップで作成できるツールとして 「Creative Cloud Express」 を提供することを決定したという。
現時点で、「Creative Cloud Express」 では1つのテンプレートを選択してデザインを組み合わせていくシンプルな機能として提供されているが、今後は複数のパーツからなるコンテンツを1つのプロジェクトから作成できるようになったり、Adobeが提供するビデオツールの機能を直感的に利用できようになるなど、複数の新機能の導入を検討しているとのことだ。
「Creative Cloud Express」 は、PCやタブレット、スマートフォンなどのデバイスから無料で利用可能。
月額料金1,078円(税込)のプレミアムプランでは、無料プランの全機能に加えて、すべてのプレミアムテンプレートとデザインアセットが利用できるほか、Adobe Stockのロイヤリティーフリーの画像が使い放題になったり、さまざまなプレミアム機能が利用できるようになる。
ちなみに、「Creative Cloud Express」 のプレミアムプランは 「Creative Cloud コンプリートプラン」 にも含まれており、同プランを利用しているユーザーは追加料金なしでプレミアムプランの機能を利用できるとのこと。
画像提供:アドビ株式会社
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