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SparQlewメンバー5人が語る「新ミニアルバムは変化に満ちた1枚に」

上村祐翔さん、千葉翔也さん、保住有哉さん、堀江瞬さん、吉永拓斗さんの5人からなるKiramuneのユニット・SparQlewが9月15日に1stミニアルバム『Daybreak』をリリース。たっぷり語っていただいたインタビューのうち、今週はリード曲やMV撮影などのエピソードを前編としてお届けします!

――今回のミニアルバムの制作が決定した時のお気持ちは?

保住 制作が決定した時は、「わーい! またCD出せるんだ!」って感じでしたね。

千葉 ソロ曲が入るということもあったので、僕ら自身も楽しみでしたし、ファンの皆さんにもワクワクしていただけるだろうなと感じました。

上村 企画ミニアルバムと聞いていたので、今までリリースしたシングルやフルアルバムとはちょっとまた毛色の違うものを出せたらいいなあというのは、みんなで話していまして。

堀江 僕以外の4人がどういうソロ曲を出してくるのか……なんとなくのイメージはありましたけど、たぶんそういう予想を大きく裏切ってくるんだろうなと個人的にもすごく楽しみにしていました。

吉永 ソロ曲が収録されると聞いた時は、それはもうちょっと未来の話かなと思っていたので、アグレッシブな印象を受けましたね。

――リード曲『Dance in the Twilight』はどんな曲ですか? 歌詞のイメージや印象的なフレーズなど教えてください。

保住 曲選びから参加させてもらったので、まずは30曲ぐらいまで絞ってもらった候補曲を5人で聴いて、そこからグループLINEに一人3曲ずつくらいお気に入りを挙げていきました。「Fan×Fun Time 2021」の楽屋で決定したんですけど、再度みんなで何曲か聴き比べて、音楽制作のディレクターさんも交えながら相談しまして。

千葉 スタッフさんから、今回はEDM調の曲だったりK-POPの雰囲気を出したいというお話があったんですけど、そこを突き詰めていった先にあるのが、SparQlewらしさにやや欠けるんじゃないかということもあったので、ライブで5人揃って歌っていることが想像できる範囲内で選びたいねという話にはなりました。この曲を最初から挙げていたのは誰だったっけ?

保住 俺と瞬がこれをすごく推してて。翔也はあんまり乗り気じゃなかったよね(笑)。

千葉 俺には最初まったく刺さらなかった(笑)。

上村 僕も最初この曲は候補に入ってなくて。みんなそれぞれ3曲ずつくらい推しがあって、どれになってもおかしくない状態でした。でも、それまで自分一人で聴いて想像できる範囲で考えていたけど、改めて5人で集まって一緒に聴いていろいろと話していくうちに、この曲だったら今の自分たちよりもちょっとラインを上げたところで表現できそうだなあと感じたんです。

保住 刺さってない翔也に刺していく作業もしました(笑)。5人で歌った時にここをこういうふうにしたらこうなるんじゃないって話していったら、「まあ確かにありかも……」となって(笑)。最後は『Dance in the Twilight』と翔也が推していた曲の2曲だったので、聴き比べてよりビジョンが見えそうなほうをみんなで選んだ感じです。

千葉 そんな感じで曲は決まったんですけど、歌詞は若くなり過ぎないようにしたかったんですよね。

上村 あまり自分たちがチャレンジしてこなかった英語が多めな歌詞が、めちゃくちゃメロディと合っているなという印象でした。

吉永 メロディを聴きながら歌詞を合わせてみたら、自然と体がノッちゃうような感覚があって。歌詞の意味というよりも、耳で聞いて楽しめるというか体が勝手に動いちゃうような曲ってSparQlew史上初めてじゃないかなと。個人的には、ダンスミュージックっぽいノリですごく好きだなって思います。

堀江 僕もこの曲に関しては、歌詞のもっている意味を伝えるというよりは、ニュアンスの表現がキーになってくるのかなと感じました。ただ、いざレコーディングする時にどうしたらいいんだろうと悩みながら現場に向かったんですけど、言葉のハマりが難しくて、何度も録り直しながらコツをつかむのに時間が掛かりました。でも、僕としては伝え過ぎないように歌うということに神経を注いで歌いましたし、そういう表現はSparQlewの楽曲でも、これまで歌わせていただいたキャラクターソングでもなかなかなかったので、僕自身も未知の体験ができたというか、ステップアップになった曲になったと感じました。

――ジャケット写真やMVも、今までのSparQlewのイメージから大きく変化しましたよね。撮影時の印象に残っているエピソードはありますか?

上村 今回、MVはちょっとオラついている感じというか(笑)。僕はこのアーティスト写真のような恰好をさせていただいたんですけど、ちばしょーが治安の悪い僕がいいってほめてくれて。

保住 治安が悪い(笑)。

上村 「それが一番いいよ!」って言ってくれて本当に嬉しかった。

千葉 俺はこの祐翔さんが一番好きって言いました。

上村 こういう恰好は気分が上がるよね。そういうモードになるというか。今回は衣装を2ポーズ撮影させてもらってて……。

千葉 嬉しかった! ゴージャス感あるよね。

保住 見ごたえが違いますよね。僕はブックレットとアー写とMVで変化をつけようと思って、MVでは焼きそばが乗ったみたいな髪型と男らしさを全面に出したような髪型をしています。衣装は、みんな黒い革靴を履いているんですけど、僕だけ白いスニーカーを履いていて。足より上が全部ゴリゴリな分、遊び心をちょっと入れたいなと思って選ばせてもらいました。

堀江 僕はMV撮影の時、上村くんとメイクの楽屋が一緒だったんですが、上村くんはなんかトゲのついたタンクトップを着ていて。衣装からして一つも妥協しないという気概をめちゃくちゃ感じました。僕に用意していただいた衣装も、普段絶対自分だったら選ばないような靴や服を着させていただきました。

吉永 今回ロケーションがすごくて。「おはようございまーす」って入っていったら、すぐ花束がどっさり乗った車が出迎えてくれまして、「こんなところでやるの?」ってモチベーションがすごく上がって、その日お弁当を4つ食べちゃいました。

千葉 すごい食べてたね(笑)。

保住 ところであなた(と千葉を見て)、服を何回も着たり脱いだりしていたけどあれはなんですか?

千葉 今回は初めて自分の好みを出さずに、全部スタッフさんに任せようと思って現場に来たのに、決めてくれないから迷っちゃって(笑)。結果的にタンクトップになりました。ブックレット用の写真はソロバージョンで撮っているけど、それぞれどんな感じで撮ったの?

上村 じつは、以前出演させていただいた「Fan×Fun Time 2021」のAbemaTV特番で占いコーナーがあったんですけど、僕は「無味無臭」って言われて(笑)。「下半期は色気を出していったほうがいいです」というようなことを言われたので、大人な色気が感じられるようなものにしたいとお願いしました。

千葉 参考にしてたんだ!

上村 しましたね。少しアンニュイな感じが儚げな色気につながればいいなと。なので、僕はジャケットを着つつもカジュアルなスタイルで、背景も白で撮らせていただいて。あんまり笑ったりはせずに、何を考えているのか分からないちょっとミステリアスな感じも出したいなという思いで撮らせていただきました。

保住 儚げでいい感じだった。

千葉 きみは味しかないビジュアルだったね(と保住を見る)。

保住 見ました(笑)? みんなが絶対やらないところを攻めてみました。やるからには振り切った感じでやりたいなと思って、表情作りとかポーズとかもガンガンかわいくやりました。しっかり紅も塗って。

上村・千葉 紅(笑)。

保住 髪は逆に、服とか背景がコテコテな分、すごくナチュラルに作ってもらって、自分で髪を触りながら撮ってもらいました。千葉さんは?

千葉 僕が何か言う前から、僕の好きな黒い衣装をスタッフ陣から提案していただいていたので、じゃあそれでという感じでした。モードな感じを想像していたんですけど、スタイリストさんがそれだとつまらないからってちょっとアメリカンな感じにしてくれて。これも、人に選んでもらうとどうなるんだろうと、その場にいたいろんな人に多数決してもらって……最終的に自分の想像とまったく真逆のほうにいったんですけど、Kiramuneでしてきた撮影の中で俺はこれが一番好きです(笑)。

堀江 僕は洋館みたいなところで撮影したんですけど、楽曲を決める前の撮影だったにも関わらず、用意していただいたレトロなジャケットとかが合致して、結果的に自分のソロ曲にも合うような雰囲気の写真が撮れました。今回はどちらかというとクールとかアンニュイな表情が求められることが多かったので、僕は笑顔があんまり得意じゃないのもあって、気負わず楽しんで撮影することができました。

吉永 僕はデニムのセットアップで、パンクでロックなイメージの写真を撮っていただいたので、皆さんがもっている僕の最年少で幼いというようなイメージが変わったんじゃないかなって。MVに合わせて、髪色を派手なオレンジ色にしていたので、それも相まって今回はこだわったビジュアルになっていると思います。チェックしてください!

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