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『幸福の王子』や『サロメ』などで知られるダブリン生まれの作家で詩人、オスカー・ワイルドは晩年(といっても40代だが)、獄中にあった。いわゆる風紀紊乱(びんらん)の罪だがその中で綴った手記がこの本であり、友人の編集者、ロバート・ロスによって死後、出版された。原題は『深き淵より』。魂の…