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headless 曰く、

Xiaomi が米輸出管理規則 (EAR) 対象国・地域でスマートフォンのアクティベーションロックを開始したとの報道に対し、特定の地域を対象にしたものではないと否定したそうだ (Global Times の記事XDA-Developers の記事)。

Xiaomi のスマートフォンは EAR の対象となる米国のテクノロジーを含むため、EAR 対象国・地域 (クリミア・キューバ・イラン・北朝鮮・スーダン・シリア) に輸出することはできない。Xiaomi の利用規約 14.2 にもこれら 6 か国・地域への輸出は事前に許可を得る必要があると記載されている。

キューバ在住の Reddit ユーザーが投稿したアクティベーションロック画面の画像によると、「Xiaomi のポリシーはアクティベートしようとした地域での販売を認めていない」「購入店に直接連絡するように」といった説明が表示されている。この画面を見る限りは特定の地域を対象としてアクティベーションロックを実施しているようにしか見えない。

しかし、Xiaomi が Global Times に説明したところによれば、ユーザーのセキュリティや消費者の権利を損なう可能性のある密輸を調査するため、一時的にロックしたのだという。調査は十分な成果を上げており、影響を受けた端末はロック解除可能な状態になっているとのことだ。なお、StatCounter のモバイルベンダー別シェア 8 月分によると、Xiaomi のシェアはキューバで 18.27 %、イランで 15.78 % となっている。

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