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スリランカ人女性死亡問題 監視カメラ映像の国会開示で与野党合意

 名古屋入管の施設でスリランカ人女性が死亡した問題で、政府が今月24日に収容中の監視カメラの映像を国会で開示することで与野党が合意しました。

 今年3月に亡くなったウィシュマ・サンダマリさんの問題をめぐっては、今年8月、法務省が死亡の経緯に関する最終報告書を提出しましたが、野党側は「死因が明らかになっておらず、最終報告書として不十分」と主張し、死亡前の様子を記録したビデオ映像の国会への開示を求めていました。

 こうした中、15日、衆議院法務委員会の与野党筆頭間協議が行われ、政府が6時間26分のビデオ映像を今月24日に国会の非公開の場で法務委員会の委員に対して開示することで合意しました。野党側は「最終報告書が本当に正しいものだったかどうか検証を行っていきたい」としています。