北朝鮮の弾道ミサイル発射直後に韓国SLBM発射実験に成功
韓国軍は15日、北朝鮮の弾道ミサイル発射の直後にSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルなどの発射実験を行い、成功したと発表しました。
韓国軍は15日午後、3000トン級潜水艦「島山安昌浩(トサンアンチャンホ)」からのSLBMの水中発射実験や複数のミサイルの発射実験を行い、映像を公開しました。SLBMは標的に命中したということで、水中発射に成功したのは世界で7番目だとしています。
開発中の次世代戦闘機に搭載されるミサイルの分離試験にも成功したということです。
実験は、北朝鮮による短距離弾道ミサイル発射のおよそ1時間半後、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が立ち会うなか実施。北朝鮮がSLBMの水中発射に成功していない中、抑止力としてアピールする狙いとみられ、文大統領は「ミサイル戦力の増強こそ、北朝鮮の挑発に対する確実な抑止力になりえる」と強調しています。