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全国戦没者追悼式で黙とうされる天皇、皇后両陛下=15日正午、東京・日本武道館(代表撮影)

 終戦から76年を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。総人口の8割超が戦後生まれとなる中、遺族ら参列者は亡き人を悼み、遠のく惨禍の記憶の継承を誓った。新型コロナウイルス禍のため2年連続で規模を縮小し、今年は緊急事態宣言下となり22府県の遺族が欠席。参列者総数は過去最少の約200人となる見込み。

 菅義偉首相は就任後初めての式辞。安倍晋三前首相は2012年12月の第2次政権発足後、それまでの式辞内容を変えてアジア諸国への加害と反省に言及せず反発を招いてきた。

 天皇陛下は天皇として3度目の参列。

終戦の日を前に、千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ手を合わせる人たち=14日午後、東京都千代田区