萩生田経済産業大臣は15日午前、経団連を訪れ、十倉会長とおよそ1時間にわたって会談しました。
この中で十倉会長は「内外に山積する課題に速やかに取り組み、デジタルによる社会変革を実現する抜本的な規制改革や、脱炭素社会の実現に向けた実効性のあるエネルギー政策、それに激動する国際情勢に対応した通商・経済安全保障政策などでリーダーシップを期待したい」と述べました。
これに対し萩生田大臣は「経団連には生産性の向上と賃上げの好循環の実現に向けて主導的な役割を発揮することを期待したい。業績のよい企業は、ぜひ賃上げを行ってほしい」と述べたうえで、従業員一人ひとりの平均給与を引き上げるため、賃上げに積極的な企業に対する税額の控除率の引き上げなどの支援を強化したいという考えを示しました。