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先日ドコモ、au、楽天モバイルから発売されたシャープの最新ミッドレンジモデル、AQUOS sense6。

これまでのsenseシリーズと比べると価格が高めに設定されているということもあり(特にドコモ版!)、発売直後の出足はいまいち、という印象です。

また、このAQUOS sense6は様々な不具合で評判が散々のAQUOS sense5Gと同じSnapdragon 690と搭載しているため、同様の不具合が発生するのでは?と懸念を抱いている方も多い模様。

一方、先日、今回のAQUOS sense6とsense5Gでは同一CPU搭載でも基板が異なる模様、という件についてお伝えしました。

そして今回、両モデルは基板だけでなく、実際のベンチマークスコアでも異なるパフォーマンスを出していることが判明しました。

AQUOS sense6とsense5G、最大の性能差は「安定性」?

以下はこれまでに見つかっているAQUOS sense6 (SH-04G、SHG05、SH-RM19)のGeekbenchベンチマークスコア。

シングルコアの平均は500ポイント台後半、マルチコアの平均は1600台後半といったろです。

一方、以下は直近のAQUOS sense5Gのベンチマークスコア。

1600台後半のAQUOS sense6と同程度のスコアを出している計測結果もある一方で、1100前後のかなり低めのスコアもいくつか混じっており、平均ではsense6より低い数値に。

ただ、スコアそのものよりも注目したいのは測定毎のスコアのバラつきが大きいということに。
つまり、AQUOS sense5Gのパフォーマンスはsense6と比べるとかなり不安定、とも言えます。

AQUOS sense5Gについては小さなボディーに隙間なくパーツを詰め込んだことが異常発熱やその他の不具合発生の原因とも言われており、これがベンチマークにも表れているような気もします。

もちろん、sense6の方の測定結果の数がまだ限定的なので、確実な結論を出すことはできません。

ただ、AQUOS sense5Gのスコアが異常とも思えるほどバラつきが大きいこと。それに比べて掲載されているベンチマークを見る限りではAQUOS sense6のスコアは非常に安定していることは確かです。

やはりこれ、基板の違いによるところが大きいのでしょうか?

ソース:Geekbench