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データ統合自動化サービスtrocco」などを手がけるprimeNumberが約13億円のシリーズB調達、採用・マーケ強化

データ活用を効率化するクラウド型サービス「trocco」(トロッコ)を運営するprimeNumber(プライムナンバー)は12月15日、シリーズBラウンドにおいて第三者割当増資により約13億円の資金調達を実施したと発表した。引受先は、リード投資家のCoral CapitalおよびOne Capital、またSBIインベストメント、大和企業投資、SMBCベンチャーキャピタル。調達した資金は、100名規模への体制強化とマーケティング活動の促進に活用される。

企業がデータ活用を推進する上では、様々な準備作業が必要となる。部署・部門・担当領域ごとに、クラウド・SaaS・各種アプリケーション・データベース・ストレージサービスといった環境ごとに「(1)点在」するデータを、意図に沿って「(2)統合」し、データウェアハウスをはじめとした保管庫に「(3)蓄積」、BIツールなどによって「(4)可視化」、その上で「(5)分析」「(6)活用」ができる。データ統合自動化サービスtrocco」などを手がけるprimeNumberが約13億円のシリーズB調達、採用・マーケ強化

この6プロセスをスムーズに行うためには、「データエンジニアリング」と呼ばれる様々な知識・技術が必要となる。「データ分析基盤」というインフラ構築の知識を基にに、「(2)統合」でのSQL(データベースを操作する言語)などの利用、「(4)可視化」にはBIツールなどを選定・操作する技術が求められる。

しかしこれらスキルを備えるデータエンジニアは数が少なく、2030年にはAIやビッグデータなどを担う先端IT人材が約55万人不足する恐れがあるとも試算されている(経済産業省「IT人材需給に関する調査 調査報告書」)。

そのような背景を受けprimeNumberは、troccoの提供をはじめ、上記6プロセスと周辺領域アプリケーション開発をサポートする「ソリューションサービス」、非IT人材のデータ活用育成を支援する「データエンジニアリングワークショップ」など、データ活用の必要性が増す中でのデータエンジニア不足解決を支援するサービスを提供している。