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本日GPD端末レビュー第2弾!ということで、この記事ではGPD社が放つAndroidゲーミング端末「GPD XP」をレビューしていきます!

こちら、ミッドレンジスマホほどのスペックながら、スマホでのゲームプレイを快適にするための様々な趣向が凝らされた、よくできた面白い一台。

原神、荒野行動などの有名タイトルや、Xboxのストリーミングゲームが快適にプレイできます。

今週にも、GPD社の正規代理店である株式会社天空から、販売開始される予定です。

というわけで、さっそく見ていきましょう!

外観&スペック

一見すると、ゲームパッドをはめただけのスマホに見えますが、そこはGPD。後述するようなユニークなギミックが多数仕込まれています。

スペックは下記の通り。

  • CPU:MediaTek Helio G95(オクタコアA76 x2、A55 x5)
  • GPU:ARM Mali G76 MC4
  • RAM:6GB LPDDR4x
  • ストレージ:128GB UFS2.1
  • 拡張ストレージ:microSDXC、microSD、microSDHC(最大2TB:microSDXC)
  • OS:Android 11
  • UI:GPD Metro UI
  • ディスプレイ:6.81インチ(2400×1080)第5世代ゴリラガラス
  • リフレッシュレート:60Hz
  • 輝度:500ニト
  • NTSC:84%(typ.値)
  • カメラ:フロント5MP
  • バッテリー容量:7,000mAh
  • 充電:20w PD2.0対応
  • モバイルネットワーク:4G/3G/2G(いずれもデータ通信のみ、通話不可)
  • バンド帯:
    • 2G:GSM B3/8
    • 3G:WCDMA B1
    • 4G:TDD-LTE B34/38/39/40/41
    • 4G:FDD-LTE B1/2/3/5/7/8/12/17/20/26/28
  • SIMカード:nano SIM/デュアルSIM対応
  • Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac
  • Bluetooth:5.0
  • GPS:対応
  • サイズ:205 x 83 x 18mm(最小コントローラー・ジョイスティック部突起含まず)
    • Xbox/PS3コントローラーでは長辺233mm
    • FPSコントローラーでは216mm
  • 重量:330g(MOBA)、350g(FPS)、370g(Xbox/PS3)

CPUはHelio G95。ほかいずれのスペック項目を見ても、いわゆるスペックゴリゴリのゲーミングスマホではありません。

ハイエンド機でもなく、ミッドレンジクラスです。

「それでゲーム?」と思われるかもしれませんが、実際に使っていくと快適なんですよ。

ちなみにデュアルSIM対応ですが、通話には対応していません。

ポート類見ていきましょう。底面にはイヤホンジャック、USB Type-C、microSD/nano SIMスロット。

上部には電源ボタン、音量ボタン。そしてR1/R2/L1/L2ボタン。

背面はこの通り、まっさらです。背面カメラは非搭載。ディスプレイ側にパンチホールカメラがついています。モバイルゲーミングに背面カメラは不要!ということですね。

重量は、実測で371gでした。大きさと重さから、ポケットに入れて持ち運ぶのは躊躇します。

コントローラーは片側着脱式

このコントローラー、右側が着脱式になっています。左側は固定で、方向キー、ジョイスティック、マッピングボタン(機能後述)、戻る・ホーム・タスクのおなじみAndroid3セットのボタンがついています。

着脱式の右側ですが、↑はXBox方式コントローラーで、A/B/X/Y、START/SELECT、ジョイスティックがついていますね。

取り外すと↓のようになります。マグネット装着。

もう一つは、何もない蓋タイプ。スマホ的に使う場合はこれにします。

このタイプですと、重量は338g。

3つめは、↓のFPSタイプ。重量は354g。

FPSをプレイする時、視点移動はジョイスティックよりも画面スワイプの方が早いですよね。一方で投擲武器やしゃがみ、ジャンプなど画面タップによる定番操作がいくつかあります。それらを5つのボタンで設定しつつ、視点移動は画面をスワイプするようになっています。

本機は左右にコントローラーがついていますので、↓のようにだいぶ縦長。

縦長で名高いXperia 1 IIIと比較してもこの通り。ちょうどXperia 1 IIIの上下にゲームコントローラーをつけたくらいのサイズ感になっています。

スペックに比してゲームが快適

Geekbench 5のスコアは、下記の通りシングルコア496にマルチコア1,614。昨今のハイエンド機と比べると低めで、完全にミッドレンジスマホクラス。

これで快適にゲームができるんか?と思うかもしれませんが、不思議と動きはヌルサクです。

重めゲームの代表格である原神をプレイしても、非常に滑らか。(記事の最後に動画リンクも貼っておきます)

起動も、Snapdragon 888機とあまり遜色ないくらいに高速でした。

ゲーム用のチューニングを施しているのかもしれません。

Xboxのストリーミングサービスを利用すれば、↓のようにドラクエXIも動きます。ゲームコントローラーを使って、ストレスなくドラクエをプレイできました。(動画を見てみてください)

コントローラー左側にある赤いボタンを押すと、↓のようにキーマッピング設定になります。

スマホ向けゲームコントローラーは、対応タイトルが少ないことがネックです。それに対して、本機は画面タップやスワイプを自由にマッピングすることで、各物理キーを押したときに画面のどの部分をタップ・スワイプしたことにするか、を自由に設定できます。

これにより、あらゆるゲームを付属コントローラーで操作できるというわけです。

お手軽携帯型ゲーム端末としてオススメ

というわけで、今週発売開始予定のGPD XPをレビューしてきました。

スペックの割にゲームの動きは滑らかで、コントローラーのマッピング設定もボタン一つで簡単です。

着脱式コントローラーも相まって、あらゆる種類のタイトルを快適にプレイできる工夫が随所に施されています。

ゲーミングスマホのようにクーリングや処理性能を極限まで高めるというのとはまた違った方向性で、快適なモバイルゲーミングができるようにした面白い一台。

価格も4万円ほどと安いので、お手軽にどこでもゲームプレイができる端末として、オススメです。

 

新型Androidゲーム機GPD XPレビュー!

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