Canonicalは10月14日(現地時間)、Ubuntu Linuxの最新版「Ubuntu 21.10」をリリースしました(公式ブログ、Phoronix)。
Ubuntu 21.1は無償セキュリティアップデートが最低9ヶ月間提供される通常版で、次の長期サポート版である「Ubuntu 22.04 LTS」前の最後のリリースということになります。
Ubuntu 21.10では、GNOME Shell 40の導入によるデスクトップの改良が行われています。またカーネルやコンパイラのアップグレード、PHP 8やGCC 11の導入など、多数のパッケージのバージョンアップが行われています。
主な新機能は以下の通りです。
- GNOME Shell 40がデフォルトのデスクトップに。
- 既存のAPTベースのFirefoxパッケージに代わって、Firefox SnapをデフォルトのWebブラウザとして採用。
- 最新のNVIDIAプロプライエタリドライバがWaylandで使用可能に。
- アーカイブ内のDebianパッケージを圧縮するためのZstd圧縮が利用可能に。
- PHP 8.0が利用可能に。
- Linux 5.13の採用。
- GCC 11がデフォルトのシステムコンパイラに。
- Mesa 21.1の導入。
Ubuntu 21.10はUbuntu.comからダウンロード可能です。