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2021年11月のJessica Barraza(ジェシカ・バラザ)氏の訴訟に続き、さらに6人の現在および過去の女性従業員が立ち上がり、カリフォルニアのフリーモント工場での放恣なセクシャルハラスメントの文化を助長しているとしてTesla(テスラ)を非難した。米国時間12月14日にアラメダ郡の高等裁判所に個別に提出された訴状で女性たちは、仕事中に絶えず、冷やかしの口笛や迷惑なナンパ行為、体への接触そして差別があったと述べている。

Teslaを訴えた女性の1人であるJessica Brooks(ジェシカ・ブルックス)氏は、同社でのオリエンテーション初日にセクハラされたと申し立てている。彼女の主張によると、上司は彼の男の部下に「あの新しい女の子に気をつけろ」といったという。ブルックス氏によると、そのハラスメントはとても頻繁で最後に彼女は自分のワークステーションの周りに箱を積み上げて、同僚たちが彼女に口笛を鳴らさないようにした。ブルックス氏はまた、Tesla人事部に状況を訴えた、と述べている。会社側の申し立てによると、同社は状況に直接対応せず、ブルックス氏を別に移動させることで応じた。

Bブルックス氏は、ワシントン・ポストに対して次のように述べている。「私への望まない関心や私を見つめる男性たちにうんざりして、自分の周りにバリヤーを作り始めました。自分の仕事をするためにはそれが必要だと感じました」。

ジェシカ・ブルックス氏が11月にTeslaを訴えた際、彼女は同社のフリーモント工場で「悪夢」のような労働条件に置かれたと述べた。バラザ氏の訴えは「粗野で古臭い建築現場か男子寮」のような工場の床と述べ、米国の最も高度なEVメーカーの生産拠点とはとても思えないという。Teslaを訴えた7人の女性の多くは、彼女たちが経験した虐待を、CEOのElon Musk(イーロン・マスク)氏に結びつけている。原告の1人は「彼は性交の体位やマリファナをジョークのネタにしたため、技術者たちはさらにひどくなった」という。

訴状が提出されたその同じ日に、Space Xの元社員たちがマスク氏の他企業を、セクハラを止めさせるために何もしなかったとして告発した。TechCrunchはTeslaに、コメントを求めている。この自動車メーカーにはPR部門がない。同じくフリーモント工場で、人種差別に遭ったとする黒人労働者に、1億3700万ドル(約155億8000万円)の支払いが連邦裁判所より命じられたとき同社は「従業員の懸念に対する対応は、今後も継続的に充実させ改善していく。私たちはときどき間違えることもあるが、それが起きたときには説明責任を果たさなければならない」と述べている。

編集部注:本記事の初出はEngadget

画像クレジット:Bloomberg/Contributor/Getty Images

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(文:Igor Bonifacic、翻訳:Hiroshi Iwatani)