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後藤照明-ブログ-レビュー-1

最近、若手スタッフと組んでフラッシュライトではないジャンルにも少し参加しています。そこで面白い電球を扱いましたのでご紹介しましょう。

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今回オススメしたいのは、エジソンバルブブランドのスマート電球。スマホで操作できる、IoT家電の一種ですね。当店からすると、エジソンバルブというのは一般名称で、通常よりも長いフィラメントを用いたレトロな白熱電球をイメージするのですが、それをブランド名にしてしまったようです。

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エジソンバルブブランドのLED電球は、外観が非常にオシャレ。LED電球というとどうしてもプラ感が出てしまうのですが、上手に処理をしてまるでフィラメントの白熱電球のような外観を保っています。あまり電球に興味がない方が見ると、白熱電球と思うかもしれません。

また、フィラメントの形状自体も工夫されていて、一般的な「フィラメントタイプのレトロLED電球」によくある短い直線を何本か使用したレイアウトよりも凝っています。

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実際に点灯させてみても、自然で素敵です。レトロLED電球の不満はフィラメントには似ても似つかない点灯姿で、それでも量産品感が強い一般のものよりはマシという感じでしたが、エジソンバルブ電球ブランドのものであれば雰囲気を全く損ないません。

エジソンバルブ調光

さらに、調光が可能・・・! 「ふ~ん・・・」みたいな反応が幻聴で聞こえますが(笑、これってかなりすごいことなのです。調光可能なフィラメントタイプのLED電球ってこれまでなかった気が。(※後述スマホでの調光に対応しています。「調光器対応」ではありません。)
スマホでの調光なので、100段階で自由に明るさを調節できます。

Edison-bulb-エジソンバルブ調色&スマホ画面

さらにさらに、一部のモデルは冷暖調色が可能。これは最近流行りのカラーLEDのような派手派手な調光ではなく、ウォームホワイトからクールホワイトまで色温度を変えられる調色、という意味のようです。このような機能がすでにあるとは・・・! 
先述の通り、派手派手なLED照明で調光や調色が存在するのは知っていたのですが、これをレトロな外観で成し遂げてくれるとは思いませんでした。

調光オンリーのモデルと、調光&調色OKのモデルではそれほど価格差がないので、個人的なおすすめは冷暖調色が可能なタイプです。
電球の接続はとても簡単。アプリをダウンロードし、ご自宅や職場のwifiのパスワードをお手元にご用意いただければ、スムーズに接続できるかと思います。

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こちらがスマホの操作画面。1部屋に複数取り付けていても、1個ずつ別々に操作可能です。画面中央の下向きのC型になっている部分が冷暖調光、下側にあるバーが明るさ。画面と電球が連動するので、見比べながら操作すると一発で理解できるかと思います。

逆にグループ登録すればまとめて複数個の操作もでき、alexaやSiriから操作も可能です(別途接続設定が必要です)。日中はクールホワイト、太陽の傾きとともにニュートラルホワイトから赤みを加え、夜は完全なウォームホワイトで・・・と、カーテンに差し込む光に合わせて変化させられるのは楽しい。
日中に2200Kのライトを付けていると「ちょっと合わないな・・・」と思うこともあるのですが、冷暖調色が可能なモデルであればスッキリします。

少しお買い得な調光のみ対応のモデルはこちら

冷暖調色+調光が可能なモデルはこちら ←おすすめ

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このスマート電球とほぼ同時期に当店で取り扱いを拡大し、好評を博しているのが後藤照明のペンダントライトシリーズです。後藤照明は1895年、明治28年に創業。以後125年に渡り照明器具を作り続けている伝統的なメーカーです。
メーカーと言いつつ実際には中国製品であることが多い昨今ですが、後藤照明は日本国内でのハンドメイドにこだっている希少なメーカー。
こだわりはあっても世情に流されて消えていくメーカーも多い中、日本製のまましっかり続いてくれているだけでも販売店としては心強い感じがします。

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個人的に気に入っているのが、こちらの傘が広いタイプ。インテリアとしての存在感があり、お部屋の雰囲気を決めるのに役立ちます。和モダンかつややミッドセンチュリーな感じもあるグリーン、インダストリアル感の強い無垢やブラックは特に印象が強いですね。
こうした、金属製の傘がついたタイプは天井方向への照射がないため、室内の照度にメリハリを付けたい場合には特に有効。また、喫茶店などで天井が高く、
「ちょっと暗いなあ」
と感じている場合は、ペンダントライトを傘付きのものにすると下方向への光が増えて明るくなる場合があります。
個人的には部屋に明暗を付けたいタイプなので、傘付きのタイプが好きですね。

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ただ、一般論としては、部屋全体を均一に明るくしたいという要望も多く、その場合はガラスシェードのタイプを選ぶのが◎。不透明タイプよりも光が透過するので、光のめりはりがつきにくく、部屋全体が明るく感じられるようになります。
透明度が高いほどきらめき感が増し、部屋全体に光が回りますが、灯具の影がくっきり出たり、眩しさを感じやすいという側面もあります。
半透明のタイプだと、天井方向への光がやや減り、下側への光がやや増します。電球本体が見えにくくなるので、眩しさを軽減できます。

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後藤照明はこの他にも多くの商品がラインナップされているのですが、基本的にいくつかのパーツの組み合わせで構成されています。なので好みの傘や灯具本体など、パーツパーツで好みに合わせて組み合わせることもでき、好きな仕様で作ることができるブランドなんです。中国製品とは一味違う、手作りによるものづくりの良さを楽しめます。

IoT家電とハンドメイドの組み合わせは、一見不釣りあいに見えます。しかしレトロデザインが好きな方で、最新の技術や便利さに興味がある方も多いはず。そのような方にはぜひおすすめの組み合わせとなります。

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