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■「まさに、野田さんに導いてもらいながらこの作品は完成しました」(藤井道人監督)

映画『余命10年』の主題歌が、RADWIMPSの「うるうびと」に決定した。すで劇伴音楽を手掛けることは発表されていたが、本日12月15日に公開された映画の本予告映像により、この映画のための主題歌を書き下ろしたことも明らかになった。RADWIMPSが全編にわたって映画音楽を手掛けるのは『君の名は。』『天気の子』に続き3作目となる。

映画『余命10年』は、小坂流加の同名小説を原作とするラブストーリー。数万人にひとりという不治の病で、余命が10年で あることを知り、もう恋はしないと誓う主人公・茉莉(まつり)を小松菜奈。その茉莉と恋に落ち、茉莉を変えていくきっかけを作る若者・和人(かずと)を坂口健太郎がW主演で演じている。

楽曲を手掛けたRADWIMPS・野田洋次郎は、撮影前に脚本を読んで主題歌と劇伴の一部を作り、キャストとスタッフはその音源を聴いて同じイメージを共有しながら撮影に臨んだという。

「野田さんは、音楽が出しゃばることで茉莉と和人の人生を台無しにしてしまうのがいちばん怖いとおっしゃっていて。レコーディングではセリフが音楽とぶつからないように、フルオーケストラで録っているにもかかわらず何回もトライして、ふたりに寄り添う音楽にしてくださいました」と藤井監督がコメントしているように、10年にわたるふたりの物語にRADWIMPSが音で寄り添った。

映画『余命10年』は2022年3月4日に劇場公開される。

■野田洋次郎(RADWIMPS)コメント
はじめて実写映画での劇伴作業は新鮮で挑戦に満ちたものでした。シーンを観ながら、茉莉や和人やその周りでたしかに生きる登場人物たちにどんな音で寄り添うべきなのか、背中を押すべきなのか、幾度もの苦悩もありました。
総合計時間にすると、おそらくすでにこの映画を100回近く観ていることになります。ですが、編曲もすべて終わり最終のオーケストラの本番レコーディングでやはり、画面を観ながら涙がポロポロと出てきました。
この映画には、茉莉の人生には、きっとご覧になるあなたが明日からも生きていく意味が詰まっていると思います。

■藤井道人監督 コメント
『余命10年』の脚本を読んだとき、茉莉と和人のイメージと、そこに寄り添う野田さんの音楽が自然と流れてきました。
野田さんは、脚本を読んだインスピレーションでクランクイン前に音楽を作ってくれて、その音楽を聴きながら撮影は進んでいきました。まさに、野田さんに導いてもらいながらこの作品は完成しました。至福の時間でした。ぜひ劇場で体感してほしいです。


映画情報

『余命10年』
2022年3月4日(金)ROADSHOW
原作:小坂流加『余命10年』(文芸社文庫NEO刊)
監督:藤井道人
脚本:岡田惠和 渡邉真子
出演:小松菜奈、坂口健太郎
山田裕貴、奈緒、井口理 / 黒木華
田中哲司、原日出子、リリー・フランキー / 松重豊
音楽・主題歌:RADWIMPS「うるうびと」(Muzinto Records / EMI)
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2022映画「余命10年」製作委員会


リリース情報

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ALBUM『FOREVER DAZE』


『余命10年』作品サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/yomei10-movie/

RADWIMPS OFFICIAL SITE
http://radwimps.jp/