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 リモートワークではコミュニケーション周りに多くの課題があるものの、グローバル企業においてはリモートワークという制度自体は継続を考えている企業が8割に上るとの調査結果が明らかになった。

 これは人材紹介会社エンワールド・ジャパンの調査によるもので、リモートワークを導入したグローバル企業約230社に対し、それによって発生した課題を尋ねたところ、「仕事以外のコミュニティが減った」が62%で最多、次いで「社内コミュニケーション、情報共有が減り、連携が難しくなった」が55%と、いずれもコミュニケーションに関連する回答が上位を占める結果に。その一方、今後リモートワークを継続するか否かという問いに対しては、81%が継続予定と回答。コミュニケーション関連に課題があることは認めつつも、リモートワークというシステム自体は評価が高く、とりやめようとする企業が少ないことがうかがえる。SNSでは、コロナ禍でリモートワークを導入した企業が通常出社に戻そうとすることを嘆く声があちこちで見られるが、今回の調査とはかなり開きがあるようだ。