米FRB 量的緩和策 来年3月終了へ 歴史的な物価上昇受け
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、量的緩和策の終了時期を来年3月に前倒しすることを決めました。
FRBは15日、市場に資金を供給する量的緩和策について毎月150億ドルずつ減らしているペースを、来年1月から毎月300億ドルずつに拡大することを決定。終了時期は、当初の来年6月から来年3月に前倒しすることを決めました。
FRB パウエル議長
「経済と強固な労働市場を下支えし、より高いインフレが定着するのを防ぐため、金融政策を使う」
歴史的な物価の上昇が続く中、量的緩和を早期に終わらせて引き締めを急ぐ姿勢を鮮明にしています。また、政策金利の見通しについては、2022年にいまのゼロ金利政策を解除し、3回利上げを行うとの見方が多数を占めました。