朝日新聞がネットでは12日配信、紙面では14日付の朝刊山梨面に掲載したとされる登山中の女性がツキノワグマ遭遇したとする記事を取り消した。この記事は、山梨県富士吉田市の「新倉山浅間公園」の山中で、登山中の女性がツキノワグマを目撃したとしている内容。記事では女性がスマートフォンでツキノワグマを撮影したとする写真を掲載していたそうだ。しかし、朝日新聞の訂正記事によれば、掲載したツキノワグマの写真は取材を受けた人が撮影したものではなかったという。このため、元記事のページで記事内容と写真を取り消す発表を行ったとしている(朝日新聞、毎日新聞)。
なおこの訂正記事では、
写真はクマに遭遇したというこの人が撮影したものとして提供を受けましたが、朝日新聞が過去に長野県から提供を受けて配信した写真と同一であると判断しました。掲載にあたり、確認が不十分でした。
としている。
| YROセクション
| ニュース
| 著作権
|
関連ストーリー:
昭和大学で論文142本に不正。撤回論文数ランキングで上位5人中4人が日本人になる可能性
2021年06月02日
東電の電話勧誘業務を請け負う業者、勧誘相手の同意なしでの契約切り替えが発覚。電話録音データの改ざん・捏造も行う
2020年06月11日
Amazon.co.jpで購入したものが不良品だったとのレビューを書いたところ、「2倍の金額を返金するからレビューを消して」との依頼が来たという話
2019年12月04日
JR東日本の広報誌で架空人物へのインタビュー記事を捏造
2019年07月31日
「子宮頸がんワクチンに副作用があるとの発表は捏造」と指摘した記事、名誉棄損と判断される
2019年03月27日
新三種混合ワクチンは有害と主張する告発映画、監督への疑義により配給元が公開中止を決定
2018年11月09日
Science誌、日本の研究者による論文捏造疑惑を取り上げる
2018年09月21日
「間違った読み方」が一般化した漢字
2018年09月11日