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ベラルーシ大統領「移民帰国させる用意ある」 衝突望まずと強調

 ベラルーシのポーランド国境周辺に移民が押し寄せている問題で、ルカシェンコ大統領は「移民らを帰国させる用意がある」と発言しました。

 ベラルーシのルカシェンコ大統領は15日、ポーランドとの国境周辺に中東からの移民が押し寄せ、緊張が高まっていることを受け、「国境でのいかなる衝突も望んでいない」と述べました。そのうえで、ルカシェンコ氏は「移民らを飛行機に乗せて帰国させる用意がある」と表明。一方で、ドイツのミュンヘン市が移民を受け入れる意向を示しているとして、「ポーランドを通過することを認めないのであれば、我々の飛行機で送り届ける」とも述べています。

 ルカシェンコ氏はこの日、ドイツのメルケル首相と移民問題が表面化してから初めてとなる電話会談を行い、事態打開に向けて協議したということです。