ロシアが人工衛星破壊実験「無数の破片広がった」と米政府発表
ロシアが人工衛星の破壊実験を行い、無数のがれきが宇宙空間に広がったとアメリカ政府が発表しました。
国務省プライス報道官
「本日、ロシア連邦は無謀にも、人工衛星の1つに対するミサイルによる破壊実験を実施しました」
アメリカ国務省のプライス報道官はこのように発表したうえで、破壊実験に伴って、追跡可能な破片だけで1500個、さらに小さな破片は数十万個が散らばったと明らかにしました。そのうえで、ロシアによる危険で無責任な行動が宇宙の持続可能性を危うくしていると強調しました。
今回の破壊実験との関係はわかっていませんが、AP通信によりますと、国際宇宙ステーションでは15日、宇宙ごみが接近したため、滞在している7人の宇宙飛行士が一時避難するなど活動に影響が出たということです。