愛子さま ティアラ新調せず 成年行事で黒田清子さんのティアラ借用
宮内庁は、来月1日に20歳を迎える天皇・皇后両陛下の長女・愛子さまが、成年行事でティアラを新調することは控え、陛下の妹・黒田清子さんのティアラを借用すると決めたことを明らかにしました。
宮内庁によりますと、来月1日に20歳を迎える愛子さまの成年を祝う行事は、12月1日と5日に行われます。5日の行事では、成年を迎えた女性皇族におくられる最高位の「宝冠大綬章」が親授されることになりました。当日は、総理大臣や衆参の議長からの祝賀を受けられますが、飲食を伴う祝宴などは新型コロナウイルスの状況に鑑み、実施しません。
また、成年を迎えた女性皇族が作成する「ティアラ」については愛子さまのものは新調せず、5日の行事では、天皇陛下の妹で結婚して皇室を離脱している黒田清子さんのティアラを借りて臨まれるということです。これは、コロナ禍で国民の生活や経済活動に影響が出ていることから、両陛下と愛子さまが相談のうえ、決められたということです。黒田清子さんのティアラは当時の天皇ご一家の生活費の中から費用を出して作られたため、結婚後も黒田清子さんの所有となっています。
一方、秋篠宮家の眞子さまや佳子さまが成人されたときは、宮内庁の物品として、公費でティアラやネックレス、イヤリングなど5点が競争入札で作られ、総額はそれぞれおよそ2800万円でした。小室眞子さんのティアラなどは眞子さん結婚後は返却され、宮内庁が保管しているということです。