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公文書の改ざんを苦に、財務省近畿財務局の元職員・赤木俊夫さんが自殺した問題。16日、国会で岸田総理は・・・・
岸田首相
「赤木さんがお亡くなりになったこと、御遺族の気持ちを考えますときに、痛恨の極みであり、まず心よりお悔やみを申し上げる次第でございます」
赤木さんの妻は国に対し、およそ1億1000万円の損害賠償を求め裁判を起こしていましたが、国側は15日、賠償金を全額支払うと表明し、改ざんと俊夫さんが自殺した因果関係が明らかにされないまま裁判が終わりました。
赤木雅子さん 15日
「ふざけんなと思いました。お金払えば済む問題じゃないです。私は夫がなぜ死んだのか、なんで死ななきゃいけなかったのかを知りたい」
こうした中、16日、国会では野党側が“真相究明を果たすべき”だと岸田総理に迫りました。
立憲民主党 白 眞勲 参院議員
「政府として、全面的に非を認めたならば、真相究明には、徹底的に応えるっていうのは筋だと思いますが、総理いかがでしょうか」
岸田首相
「情報公開に関する訴訟、これは継続中であります。その訴訟において、まず、丁寧に引き続き、向き合っていかなければいけない。対応していかなければいけない。 これがまず重要だと思います」
岸田総理は▼継続中の情報公開に関する訴訟について丁寧に対応することや、▼森友学園問題について真摯に説明責任を果たしていくことを関係部局に指示したと明らかにしました。ただ、赤木さんの妻は「逃げた国の姿勢は許せない」としていて、17日、財務大臣にあてて抗議文を提出する予定だということです。