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デッキチェアはウッドデッキやガーデンリビングに欠かせないエクステリア家具。今回は木製の作品を例に、研磨〜再塗装を実践する。

 

ばらせるパーツはばらしてから研磨する

今回はデッキチェアを例にして、エクステリアで使う木製家具類の再塗装を実践。このチェアは屋根はないが木陰になるウッドデッキに、あまり使われることなく雨ざらしにされていたもの。木陰に置きっぱなしというのが汚れやすいポイント。公園のベンチなども木陰のもののほうが汚れている。樹液や落ち葉、湿気などの影響が大きいからだ。

本体を掃除して現在の状態をチェック。汚れはひどいが木部そのものには損傷はない。高圧洗浄機で洗って、乾燥したら再塗装という方法もあるが、それだけだと、古い塗装の上に再塗装となり塗装が厚くなって見た目がよろしくない。そこで塗装を全部はいで木地を出し再塗装という方法にする。これだとスッキリスマートな仕上がりになる。

取り外せるパーツは外してしまう。これで削り残しと塗り残しを防ぐことができる。

研摩にはオービタルサンダーを使用した。オービタルサンダーでも60番のサンドペーパーを使えば、スピーディーに汚れごと塗装をはがすことができる。オービタルサンダーは市販のサンドペーパーを3等分したものを装着して使うので、専用のサンディングパッドを用意する必要もなく、コスト的にも使いやすい。60番のサンドペーパーを5枚使ったとしても250円程度で済む。

研磨作業は、塗装されているところ、表面、裏面、側面とやり残しがないように木地面が出るまでていねいに作業する。作業は隅から始めて、広い面に進んでいく。工具の入らない部分は手でサンドペーパーを掛ける。本体の研磨が済んだら、取り外したパーツも研磨する。

 

1度目の塗装は薄く広く塗る

研磨が済んだら塗装する。今回は見えるところは2度塗り、見えない部分は1度塗りとする。塗料は油性のステイン、ハケは50mmのスジカイバケ。忘れてならないのはプラスチックの手袋。ステインはサラサラした塗料なので軍手では染みて汚れる。塗料はよくかくはんして、ハケの3分の1程度に取り、ハケは立て目にしてハケ目をそろえて薄く塗り広げる。塗り始めは隅から開始。木口や木端など塗り残しのないように気を配りながら塗装する。全体の塗装が済んだら各面を点検して、塗り忘れをチェック。乾けば作業は終了だ。

再塗装前はこの汚れ様

 

研摩に使うオービタルサンダー、使用する60番サンドペーパー、パーツ分解用のスパナなど

 

使い捨てタイプのプラスチックやビニールの手袋。塗装の重要なアイテム

 

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