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『真・三國無双8 Empires』は、「無双」シリーズの爽快感と国取りシミュレーションの戦略性の両方を楽しめる、「Empires」シリーズの最新作です。TGS2021で出展された体験版新たな戦闘システム「攻城戦」の手触りと、進化したエディットモードをレポートします。
※画像はコーエーテクモ特別番組(10/2)よりキャプチャー

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「重ね着」によって自由度が高まったエディット

よりユーザーが武将を作れるように、たくさんの組み合わせを楽しめるように実装された「重ね着」。これは平服と防具が別の項目となることで、組み合わせの幅が広がるというもの。

また、鎧をまとっている姿で普段の街を歩くのは違和感があるとのことで、普段歩いているときは鎧の一部を外すオプションが存在します。結婚イベントなどで鎧をまとっていることはなく、平服もエディットし甲斐がありそうです。

その他に、髪型によっては後ろ髪やサイドまで編集可能です。ボイスも前作から増え、60(男女30:30)の中から選択できます。これらのエディットは同社『仁王2』のキャラクタークリエイトがベースとなっています。ただ、最適化の関係ですべての機能が移植されているわけではないとのこと。(髪の長さ等は設定不可)

本作は、登場するすべての武将をエディット武将と入れ替えることが可能です。幅広いエディットを活かしてIFを考えるのも楽しそうです。

戦況を有利にする作戦秘計

出撃前画面で設定する作戦秘計は、攻城戦の中でミッションを達成することで自軍が有利になるというもの。筆者は「夜襲」を選択しました。これは時間内に敵拠点を複数攻略することが求められるというもの。また、これらの作戦秘計は仲間の武将による提案であり、該当する作戦秘計を採用すれば、その武将との友好度を上げることもできます。作戦秘計は敵も行ってくるので、これを阻止することも求められます。

また、戦前/戦闘中に関わらず、プレイヤーキャラクターよりも身分の低い武将に対して個別指示を出せます。各拠点へ向かわせることはもちろん、同行することで自らの兵科をその武将のものに一時的に変更することも可能です。兵科とは、本作に登場する3つの属性のようなもので、歩兵/弓兵/騎兵があり、これらは、歩兵<弓兵<騎兵<歩兵と、三すくみの関係にあります。相手の武将との相性が悪ければダメージが入りにくくなるため、有利な兵科の味方を同行させて兵科を切り替えると、スムーズに撃破できます。

攻略性の高い攻城戦

『真・三國無双8 Empires』の戦いの基本は攻城戦です。城外にある敵の防衛圏を攻略し、城門を開いて敵の総大将を倒すというのが一連の流れ。今回の試遊では、マップにある敵の拠点や兵器を破壊しつつ、味方の衝車を出現させました。これは自動で味方が城門を破ってくれるもの。しかし敵もそれを妨害してくるので、敵兵や敵兵器を蹴散らして支援します。今回の試遊では、敵の作戦秘計が成功してしまい、衝車の妨害が強まりました。敵の作戦秘計は積極的に阻止しましょう(教訓)。衝車を城門まで護衛し、城門を突破、「決戦モード」へ突入します。

一騎当千の代名詞「決戦モード」

城門を突破すると、いよいよ敵の本拠地へ攻め入ることになります。これで目標である敵の総大将へのアクセスルートが開かれます。敵軍と自軍の兵力差により敵軍全体に弱体化が入り、まさに無双状態。思うままにバッサバッサとなぎ倒せました。更に、戦闘中に撤退していた敵武将も全員再出撃します。ここで他の武将を倒すと、一定の確率で捕縛可能、登用すれば今後仲間として迎えいれられます。また、井闌を城門まで導いたり、すべての楼閣拠点を占拠して鉤縄を使ったりすることでも城内に侵入可能です。

これらが今回体験できた攻城戦の一連の流れ。敵の配置や味方の位置、兵器がどの程度脅威になっているのかなど、適切な戦況の把握、そのうえで味方の采配やプレイヤーキャラクターを操作するという、アクションとストラテジーの塩梅は、「Empires」シリーズ特有の楽しさを感じます。

ここまでサラッと書いていますが、ストラテジーが少し苦手な筆者は苦労しました。とはいえ、戦闘中でもオプションを開けば時間が止まった状態でマップを確認することや、個別指示を出せるため、落ち着いてゆっくりと遊べます。また、今回はPS5版を4Kモニターで試遊しました。4K/60fpsで動作する安定性は、アクションゲームにおいて重要な要素のひとつです。多くの敵が出現する一騎当千の爽快感を快適に楽しめました。TGS2021で行われた「コーエーテクモ特別番組(10/2)」では、攻城戦を体験できる体験版の配信も考えているとの発言も見られました。今後の続報に期待しましょう。

『真・三國無双8 Empires』は、PS5/PS4/ニンテンドースイッチ/Xbox series X|S/Xbox One/PC(Steam)(※Xbox Series X|S、Xbox One 、PC(Steam)はダウンロード版のみの販売)にて、12月23日発売予定です。