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 ローソン銀行をかたり、フィッシングサイトへ誘導するメールの報告があったとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。同サイトは8月13日9時時点で停止が確認されているが、類似のフィッシングサイトが公開される可能性があるため、引き続き注意が必要だ。

 確認されているフィッシングメールの件名は「【重要】カードご利用内容の確認のお願いのお知らせ」。メールの本文は以下のような内容になっており、本人確認のためとして、記載されたURLへアクセスするよう誘導している。

昨今の第三者不正利用の急増に伴い、弊社では「不正利用監視システム」を導入し、24時間365日体制でカードのご利用に関するモニタリングを行っております。
あなたのIDとパスワードで第三者がログインした形跡が見つかったため
ログイン一時停止を行いました。ログインするにはパスワードの再設定を行って下さい

(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋)

メール文面の例(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先はローソン銀行の会員向けログインページを装ったウェブサイトで、本人確認のためとして契約者番号とダイレクトパスワードの入力が求められる。続けて、店番、口座番号、氏名、生年月日の入力画面が表示される。さらに入力すると、銀行口座のカード暗証番号の入力が求めれる。

誘導先の偽サイトの画面(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されている。このほかにも類似するドメイン名が使われる可能性があるため注意が必要だ。

    https://www.lawsonbank.c●●●/

 フィッシング対策協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」と指摘する。そのうえで、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあることから、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。