
【カブール、ワシントン共同】アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンが15日、首都カブールに進攻して大統領府を掌握、ガニ大統領は国外脱出した。ロイター通信などが伝えた。政権は事実上崩壊した。タリバンは全34州都をほぼ制圧し「全土が支配下に入った」との声明を発表、治安維持名目で戦闘員を首都入りさせ、カブール郊外で衝突が発生、40人以上が負傷した。
イスラム原理主義の神学生らが結成したタリバンが首都を支配すれば、米中枢同時テロ後の米英軍による攻撃で旧タリバン政権が崩壊して以来約20年ぶりとなる。バイデン米政権は15日も米軍撤退方針を堅持すると改めて表明した。

