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 【パリ共同】130人が死亡した2015年のパリ同時多発テロで、実行犯のうち唯一の生存者とされ、テロ殺人罪などに問われたモロッコ系フランス人サラ・アブデスラム被告(32)は15日、パリの裁判所で開かれた公判で「フランス(という国)を攻撃し、市民を狙った。ただ人々に個人的な恨みはなかった」と述べ、テロの実行を認めた。フランスのメディアが伝えた。

 アブデスラム被告は16年3月にベルギーで拘束されてから今月の初公判までほぼ黙秘を続け、言動が注目されていた。