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気象庁によりますと、石川県能登地方の今回の震源付近では3年前ごろから小規模な地震の活動が確認され、去年12月以降は活発化する傾向がみられていたということです。

特にことしの春以降は震源の場所を少しずつ変えながら活動が活発になっており、体に感じる揺れも増えていました。

先月、震度1以上の揺れを観測したのは14回で、このうち2回は震度3の揺れでした。

また、能登地方全体でみてもたびたび地震の被害を受けていて14年前には今回の震源の南側にあたる場所でマグニチュード6.9の「能登半島地震」が発生し、1人が亡くなったほか、3万棟以上の建物が被害を受けました。

1993年(平成5年)には能登半島の北の沖合でマグニチュード6.6の地震が発生しています。

また、今回の震源に比較的近い地域では1896年(明治29年)にマグニチュード5.5の地震が発生しています。