ただ、4GBメモリのPCは安価であるため、その上の8GBのPCと比較して、
実際に体感でどのくらい違いが出てくるのか、PC選びで悩む人は少なくないだろう。
ここでは、WebブラウザのやOfficeアプリの動作などを、動画を使って比較し、実用上の差を明らかにしていく。
1つ目の検証は、Webサイトをたくさん開いていったらどうなるかだ。
バッチファイルを組み、1秒に1ページ、50回ループさせてみた。
50ページというのはさすがにオーバーだが、どちらかと言えば何ページ開いたあたりで動作が重くなるのかというところに注目して頂きたい。
メモリ4GB環境も10ページ目あたりまでは(すでに少し遅れをとっているが)まずまずのレスポンスでWebサイトを開いている。
しかし、それ以降は数秒に1回程度ページ情報を表示できるくらいで空白となることが増えていく。
一方でメモリ8GB環境は大きな遅延がなく、1秒1ページのペースでページ情報も表示できている。
約50秒時点でメモリ8GB環境は読み込みも含めて完了しているが、メモリ4GB環境が全ての読み込みを完了したのは2分10秒時点だ。
そこには実に1分20秒の差がある。
そしてこれは映像には残していないが、メモリ4GB環境はその後のページ切り換え、
タブやChromeを閉じる操作も長時間表示画面が固まったようにそのまま変わらない状態が続く。
中略
メモリが4GBでもWindows 10は使える。ただし同じ作業をするにしても時間がかかったり、
あるいは固まったようになったりと、とても快適とは言えない。
特にクリエイティブ系のアプリでは、時間がかかり過ぎて作業を途中で中断してしまうかもしれない。
そのため、これからPCを購入しようと考えており、ある程度長く使っていこうという方には
8GB以上のメモリを積んだPCを選ぶことをおすすめしたい。
メモリ4GBはなぜダメなのか?8GBのPCと対決。Windows使用時の速度差を動画で比較検証
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1324412.html