2021年7月より放送スタートした久世岳さん原作の夏アニメ『うらみちお兄さん』。
教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん・通称“うらみちお兄さん”として、笑顔ときどき大人の本音をポロリと吐き出す表田裏道の、”後ろ向き”の人生讃歌が魅力的な本作品。
中でも、宮野真守さん演じる”いけてるお兄さん”と水樹奈々さん演じる”うたのお姉さん”が歌う個性的な劇中歌が話題になっています。
そこで今回アニメイトタイムズでは、話題沸騰中の劇中歌を作曲した菊谷知樹さんに、楽曲の制作秘話・裏話をインタビューしました!
ここでしか聞けない各楽曲のイメージやレコーディング秘話を大公開!
『うらみちお兄さん』ファンは勿論、これから作品を視聴する方も楽しめる裏話が満載ですので、ぜひご覧いただければと思います!
アニメイトタイムズからのおすすめ
目次
- 『うらみちお兄さん』楽曲制作秘話(8月17日更新)
- 『うらみちお兄さん』楽曲制作秘話(8月18日更新)
- 『うらみちお兄さん』楽曲制作秘話(8月19日更新)
- 『うらみちお兄さん』楽曲制作秘話(8月20日更新)
- 劇中歌「傘持ってないときに限って雨降るのなんで」制作秘話・裏話(8月23日更新)
- 劇中歌「得手不得手」制作秘話・裏話(8月30日更新)
- 劇中歌「浪花の恋のペアルック」制作秘話・裏話(9月6日更新)
- 劇中歌「エンドレス猛暑」制作秘話・裏話(9月8日更新)
- 劇中歌「極寒スパイラル」制作秘話・裏話(9月9日更新)
- 劇中歌「エンドレス猛暑・極寒スパイラル」制作秘話・裏話(9月9日更新)
- 劇中歌「試食でめっちゃ美味しかったパン買って帰ると普通なのなんで」制作秘話・裏話(9月15日更新)
『うらみちお兄さん』楽曲制作秘話(8月17日更新)
久世岳先生の日常に感じたことを歌詞にしているこの曲たち。後にメロディーをつける時に難しいと感じた点はなんですか?
久世岳先生の歌詞にメロディーをつける時に難しい、と感じたことは……実はありませんでした。
普通の歌詞とは違ってAメロ、Bメロ、というようなものはないので、曲をまとめることはわりと熟考しましたが、リズムのある言葉がたくさんあって、あまり苦労せずメロディーはつけられたかと。
一番共感出来る歌詞はどれですか?
一番共感できる歌詞は……「袖かと思ったら襟ぐり〜(アニメ第6話劇中歌)」ですかね。あるある……。
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『うらみちお兄さん』楽曲制作秘話(8月18日更新)
子供向けの教育番組の曲でメロディーを作る時に意識したことやイメージしたことがあれば教えてください。
子供向けの教育の曲を作るときは、巨匠、小林亜星さんになりきります。
少しでも巨匠に近づけるように。
この曲のここを意識して聴いてほしいという部分を教えてください。(菊谷さん一押しの楽曲部分など)
一押しの曲は「試食でめっちゃ美味しかったパン買って帰ると普通なのなんで」です。
フレンチポップスな曲調が気に入ってます。
いけてるお兄さん、うたのお姉さんのハーモニーも良いかと!
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『うらみちお兄さん』楽曲制作秘話(8月19日更新)
一番生み出すのに苦労した曲はどれですか?
一番苦労した曲は……と言いたいところなんですが、ほんとになかったんですよ、苦労が。
歌詞と漫画を読みながらフラフラッっと作っちゃう感じです。めちゃくちゃ楽しかった。
曲調が浮かぶ時は何をしているときですか? それはいつ頃が多いですか?(朝昼夜の何をしている時など)
曲調が浮かぶ時は、作業場をはなれて、ご飯を食べに行く時、風呂に入りに行く時、夕方の散歩をしている時、が多いです。
その後メロディーは作業場に帰って来てからPCに向ってじっくりと。
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『うらみちお兄さん』楽曲制作秘話(8月20日更新)
歌割はどのように考えられましたか? ここはこう歌って欲しいとリクエストしたものなどあれば教えてください。
お二人の歌割りの考え方は、原作の漫画を見ながら考えるパターン、もしくは、いけてるお兄さん、うたのお姉さんがいい感じにそれぞれソロをやりつつ、サビ(らしきところ)で一緒に、ハモったりできるようにするパターンで。
宮野さん、水樹さんにこうやって歌って欲しい、というリクエストはなく、始めからイメージを超えて歌っていただきました。その上で別バージョンをいただくことはありましたが、それもイメージをはるかに超えるという。
子どもの頃によく聞いていた曲はなんですか? 好きな子ども番組の曲やアニメ主題歌などあれば教えてください。
子どもの頃によく聴いていた曲は、バンドのKISSの曲ですね……小学生の頃。
兄の影響です。
子ども番組やアニメの主題歌、となると「科学忍者隊ガッチャマン」ですかねー、もちろん小林亜星さんの曲です。
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劇中歌「傘持ってないときに限って雨降るのなんで」制作秘話・裏話(8月23日更新)
明るい雨の歌というより哀愁ある雨のイメージが沸く曲調にされたのにはどういった意図がありますか?
哀愁のある雨のイメージになったのは、うたのお姉さんが元演歌歌手ということで、大物演歌歌手のあの曲にインスパイアされてこうなってます。
雨の曲ということで。
歌詞の「不快」の部分がうたのお姉さんらしく演歌感ある感じに聴こえます。曲も意識はしましたか?
「不快」で終わる曲、珍しいですよね……でも演歌っぽい感じだとかなりしっくりくるな……と思ってます。
歌詞にちなんで、どのような時に動物的勘を試されているなと感じますか?
動物的勘を試される時は、夏に毛虫が落ちてくるのを感知する時ですかね……毛虫が一番の敵です。
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劇中歌「得手不得手」制作秘話・裏話(8月30日更新)
久世岳先生が書いた歌詞の中で一番教育番組らしい歌詞のこの歌。シンプルながら可愛い曲調ですね。どういったことを考えながら作った曲ですか?
一番教育番組らしい歌詞ですね。
なので、国民的なあの子ども向け教育番組で流れそうなメロディーをかなり意識してます。
もしくは道徳の授業で見させられたあの番組とか。
「すごい」というセリフが印象的なこの曲にちなんで、こんな質問をさせてください! 菊谷さんが「すごい」と思う方はどんな方ですか?
「すごい」というセリフが印象的なこの曲ですが、私が「すごい」と思うのは文句をハッキリ言える人ですね。
飲食店で、注文したものがイメージとちょっと違う、とか、ちょっとスープが残っているのに「お下げします〜」と下げれられた時に躊躇なく文句を言える人。そうなりたい。
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