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1 名前:カイザー ◆4ngCqxHfitWB []投稿日:2011/01/14 15:21:55 ID:fLUsPCuk0

ある休日、カイザーはひとり、養護施設を訪れていた。 
ひょんなことからこの施設の院長先生と知り合ったカイザーは、
以来、たびたび訪れては、子供たちに贈り物をしていた。 

「最近は伊達直人という親切な人が、こういった所にランドセルを送っているんだってね。恵まれない子供たちのためにも、もっとそういった人たちであふれる世の中になってほしいものだよ」 

院長先生は、カイザーに言った。 

「でもウチは、あなたがいるから、それで十分だよ。いつもありがとう」 
褒められたカイザーは、照れくさそうに頭をかいた。 

「院長先生ー」 

その時、2人の子供たちが、ちょっと大きめの箱を胸に抱えながら、駆け足でやってきた。 

「今さっき、誰かが入り口にこれを置いていったよ」 

言って子供たちは、院長先生に箱を渡した。
箱には、差出人だろうか、名前が書かれていた。

2 名前:カイザー ◆4ngCqxHfitWB []投稿日:2011/01/14 15:22:34 ID:fLUsPCuk0

―子供たちへ。ぜひこれを使ってください。  暗黒伊達直人より― 

「おお、噂をすれば…さっそく、中を見させてもらおう 」 

院長先生は箱を地面に置き、蓋を開けた。 

「なっ!?」
 
中身を見て、院長先生とカイザーは絶句した。
入っていたのは、子供用のアナル開発キットだった! 

「こ…これは、何かのいたずらだろうか・・・?」
 
うろたえる院長先生。カイザーは箱に書かれていた名前を見返した。 

「暗黒…伊達直人・・・ 
ねえ、どんな人がこれを持ってきたんだい?」 

カイザーが子供たちに聞くと 

「顔は見なかったけど・・・でも、持って来た人もまだ近くにいるんじゃないかなあ?」 

そう聞くとカイザーは、走って施設の外へと飛び出した。
そしてあたりを見回したが、ひとけはない。 
しばらく道を走ると、広い空き地に出た。
そこでカイザーは、不穏な気配を感じた。 

「私の贈り物は喜んでもらえたかな?」 

「誰だ!?」 

突如、語りかけてきた声に、振り向き叫んだカイザー。
その眼前には、黒い虎の覆面をかぶった男がたたずんでいた。 

「はじめましてアナルカイザー。私の名は、ブラックタイガーマスク」 

「ブラックタイガー・・・?お前が暗黒伊達直人か!?」 

「いかにも・・・」 

「あんなものを贈って、子供たちの尻穴をどうするつもりだ!」 

「フフ・・・それを知りたければ、私を倒すことだな」 

言ってブラックタイガーは、問答無用でカイザーめがけて飛び込んできた。 

「させるか!アナル・ゲット・イン!」 

迎え打つカイザー!今、二人の熱いバトルの幕はきって落とされた!