イラクではこのところ、親イラン民兵によると思われる、米軍の駐留する基地やバグダドのグリーンゾーンに対するロケット攻撃が後を絶たないところ、シリアでもイラク国境に近いデリゾル地域で米軍が基地をしている地域に対するロケット攻撃が続いている模様です。
これはal jazeera net の伝えるところですが、それによると15日デリゾルの米軍が基地として使用している油田地域に複数のロケット弾が落下したとのことです。
誰が発射したものかは不明の由ですが、米軍は起きた火災を消すとともに、発射された地点めがけて砲弾を浴びせ、ドローン等が上空を警戒飛行した由
なお、ロケット弾の飛来した地域は、政府軍支配地域で、恐らく犯行は親イラン民兵の仕業ではないかと疑われている由。
どうもはっきりしない話ではありますが、記事は更に米軍等をめがけたデリゾルでのロケット弾の発射は今月の6日に次いで2回目で、その時も誰の仕業かは不明であったが、同じく親イラン民兵の仕業ではないかと見られている由
(トランプが大統領であれば、何時まで自制できるかはなはだ疑問であるが、バイデンだって米兵等に死傷者が多数出れば、反撃することは十分考えられ、仮にこれらの犯行が親イラン系民兵の仕業であれば、彼等は極めて危険な賭けを行っているように見える。
もっとも、これだけ多くのロケット弾が発射されながら、米兵等の死傷者がいないということは、米兵に死傷者が出ない範囲…ということは米軍の大きな反撃のない範囲・・・で繰り返し攻撃を行い、米政府や国民のイラク等での駐留に対する嫌気を起こそうとする高等戦術かもしれない)