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 家を借りるというのは日本人でも大変なことだが、外国人にはもっと複雑なようだ。中国の動画サイト・西瓜視頻は13日、日本で働いている中国人が「日本で家を借りるのは天に昇るよりも難しい」と主張する動画を配信した。

 配信者の中国人男性は、日本に来てから初めて「日本で家を借りるのは難しい」ことに気付いたため、大変だったと紹介している。それで、アフターコロナに向けて来日を計画している同胞に対し、日本で家を借りるためのルールを知っておいて欲しいと呼びかけている。

 中国と大きく違う最初の点は、「高層マンションが少ない」ことで、次に家を借りるための「ルールが全く違う」と指摘した。日本では、礼金・敷金があるのである程度まとまった額が必要で、保証人がいないと貸してくれないケースが多いというのも、知っておくと良いと伝えている。中国でも敷金にあたる保証金が必要だが、礼金という制度はなく、保証人の必要もない。

 動画では、日本の賃貸契約がいかに厳しいかということを強調しているが、視聴者の反応は非常に良好だった。「中国国内も日本のやり方を学ぶべきだ」という意見が多く、「細かくて整ったルールのおかげで、トラブルを回避し新生活が順調に始められる。我々は最初に面倒なルールがないぶん、超面倒なことが後から次々と出てくる」と、日本を称賛する人もいた。

 配信者の中国人男性は「日本で家を借りるのは大変だ」と訴えているものの、中国人ネットユーザーたちの反応を見ていると、日本の不動産賃貸に関わるルールは細かくて複雑だが、長い目で見ればトラブルを未然に防ぎ、平穏な生活を保証してくれていることがよく分かった。 (編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)