モトローラが昨年12月に世界初のSnapdragon 8 Gen1搭載モデルとして中国でリリースしたMoto Edge X30。
同モデルは来月にもMotorola Edge 30 Proとしてグローバル版が発売されると言われています。
しかし今回、同社がこのMotorola Edge X30/Edge 30 Pro以外にもSnapdragon 8 Gen1の「上位チップ」を搭載したフラッグシップモデルを開発している可能性が浮上しました。
TechnickNewsが伝えたもので、現在「Frontie」というコードネームで開発が進んでいるこの未発表フラッグシップモデルは6.67インチのカーブエッジFHD+、144Hzの有機ELディスプレイを搭載。これはEdge X30のものと同一のスクリーンパネルとなるようです。
一方で、搭載チップはSnapdragon 8 Gen1ではなく「SM8475」になるとのこと。
ちなみにSnapdragon 8 Gen1の型番はSM8450。型番からSnapdragon 8 Gen1の上位チップ、あるいは後継チップであることは間違いなさそう。
SM8475の正体はTSMC製Snapdragon 8 Gen1?
一方、これまでの情報によると、このSM8475の正体については3つの可能性が示唆されており:
- Snapdragon 8 Gen1のアップグレードチップ「Snapdragon 8 Gen1 Plus」という位置づけ
- Snapdragon 8 Gen1の次世代チップ、つまり「Snapdragon 8 Gen2」
- サムスンではなくTSMC製のSnapdragon 8 Gen1
時期的に、そしてSnapdragon 8 Gen1のモデル番号が「SM8450」であることかすると、 SM8475が「Snapdragon 8 Gen2」という可能性は低そう。
一方、クアルコムがハイエンド向けチップの製造委託先をTSMCに移すという噂は以前から存在しており、個人的にはSM8475はTSMC製のSnapdragon 8 Gen1のアップグレードチップ、という可能性が高いような気がします。
またこの「Frontier」は、メインカメラとしてサムスンの200MP S5KHP1センサー、超広角カメラはサムスンの50MPのS5KJN1SQ03(JN1)、望遠カメラはソニーの12MP IMX663を搭載すると言われています。
なお、前面カメラはEdge X30に搭載されている60MP OmniVision OV60Aセンサーとのことです。
さらに同モデルは最大125Wの高速充電、そして50Wでのワイヤレス充電対応する模様です。
今回の情報から判断するに、この「Frontier」は外観的にはMoto Edge X30/Edge 30 Proと同じで、その上位モデル、という位置づけになる可能性が高そうです。
ソース:TechnickNews