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“いま”爆売れ中のパナソニックの電動アシスト自転車「ビビ・L・押し歩き」。そのヒットの背景を本誌編集部・乗り物担当の上岡が解説します!! 歩道橋や駐輪場のスロープでも押し歩きがラクラクです。

※こちらの記事は「GetNavi」 2021年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

重い電動アシスト自転車をモーターがちょっとアシスト

【電動アシスト自転車】2021年7月発売

パナソニック

ビビ・L・押し歩き

12万9000円(税込)

押し歩き時の際にかかる負荷を軽減する押し歩きモードを搭載。2019年に施行された改正道路交通法に定められた、歩行補助車等が歩行者とみなされる条件を、サドル傾斜やスピードなど、4つのセンサーによる制御で満たしている。

 

本誌乗り物担当

上岡 篤

スポーツタイプの電動アシスト自転車を1年前に購入。近場なら買い物やレジャーすべてで自転車の生活を送る。

4つのセンサーを駆使して歩行者としての条件をクリア

伸張を続ける電動アシスト自転車だが、ネックは重さが生み出す押し歩き時の負担。それを減らすのがビビ・L・押し歩きだ。

 

「4つのセンサーを搭載して改正道路交通法に基づく『歩行者』の条件をクリアしています。また、スイッチを押している間だけ押し歩きモードになるなど、安全面もしっかり考慮されています」(上岡)

 

高齢者の運転免許自主返納後の移動手段としても注目されている電動アシスト自転車。ビビ・Lで初採用したのは、高齢者の利用が多い軽量モデルなのがその理由だ。

 

↑押し歩き専用の手元スイッチを搭載。ボタンを押している間のみ押し歩きモードが働く安全機構だ

 

↑乗車時にサドルを下げると押し歩きモードが解除され、ペダルをこいだ時にモーターのアシストが働く(左)。降車時はサドル下のレバーを上げ、サドルを引き上げると押し歩きモードに(右)

 

【トレンドのツボ】電アシ市場は拡大しシェアサイクルでの利用も増加

コロナ禍で人気の自転車。電動アシスト自転車も販売台数を伸ばし、前年比117.3%に伸長(サイクルベースあさひ調べ)。シェアサイクルでの利用体験も販売増につながっている。

 

 

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