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今週提供が開始された最新Pixel、Pixel 6およびPixel 6 Pro向けの12月ソフトウェアアップデート。

他のPixelモデルからは少し遅れて提供開始となったこの最新アップデートですが、どうやら更新後にかなり広範囲かつ深刻な電波周りの不具合が発生しているようです。

Android Policeが伝えたところによると、12月のセキュリティパッチをインストールした後、複数のPixel 6と6 Proのユーザーから、以前は完全に電波が届いていた地域でモバイルネットワークの受信状態が悪い、または受信できないとの訴えが殺到しているとのこと。

また、電波の掴みに異常が発生した結果、端末が断続的に電波を探す動作をすることとなり、かなり激しいバッテリーの異常消費も発生しているとのこと。

また、一部のユーザーからは、電波は拾ってもモバイルデータ通信速度が極端に低下したとの報告もあり、この問題は主にヨーロッパのPixel 6および6 Proのユーザーに影響を与えている模様です。

ただ、米国のユーザーからも散発的な報告があるので、特定の環境下というわけではなさそう。

Googleの「Issue Tracker」にはすでにこの件に関するスレッドがあり、アップデート後にトラブルに見舞われているユーザーからの「不満のコメントで埋め尽くされている」とのこと。

Pixel 6/6 Proでは以前より一部で電波の掴みが悪く、そのためモバイルネットワークスタンバイが異常にバッテリーを消費する、という症状が報告がでていました。

そして先日、これについてはどうやら「2G」の設定を変更すればある程度改善する、という件についてお伝えしました。

しかし、今回の最新アップデート後の電波ロスト・異常バッテリー消費が同じ方法で改善するのかは不明です。

なお、この12月アップデートはヨーロッパなどではすでに提供済みとなっているようですが、日本や米国ではまだ未提供の模様。

そのためか、国内のPixel 6/6 Proユーザーからは今のところ不具合の報告はほとんど上がっておらず、報告が欧州からに集中しているのはそのためだと思われます。。

ただ、一部のsideloadをした国内ユーザーからはアップデート後も電波問題は「改善していない」といった報告も見られます。

それにしても、日本はともかく、米国版向けのOTAアップデートがまだというのはちょっと不自然。
ひょっとするとアップデート提供自体が中断されている可能性もありそうです。
もしそうだとすれば、国内版Pixel 6/6 Proにはこの問題が修正されたバージョンが提供されるという可能性もあります。

ただ、いずれにせよ状況がはっきりするまでは仮に少し遅れて国内版向けOTAアップデートが開始されても、少しの間は様子見をした方が良いかもしれませんね。

ソース: Android Police