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Mozillaは8月11日、オープンソースのメールソフトであるThunderbirdのメジャーアップデート版にあたる「Thunderbird 91.0」を正式公開した(Mozilla窓の杜)。

Thunderbird 91.0では、Firefox 91と同じレンダリングエンジンを搭載するなどの変更が行われている。新機能としてはApple M1にネイティブ対応したことやFirefoxでは有効化されていたマルチプロセスモード (e10s) による動作となった点などが上げられる。メール関連でも添付ファイルを追加する画面なども変更されたとしている。なお「Thunderbird 78」から「Thunderbird 91」への自動アップデートは現時点では提供されていない。公式によれば、今後リリースされるバージョンで自動アップグレードが提供される予定となっている。

Thunderbird 78についても、 マイナーアップデート版に当たる「Thunderbird 78.13.0」が8月10日に提供となっている。ファイル転送サービスであるWeTransferのFileLinkプロバイダーが削除されたほか、M1 Macの使用時にHomebrew製GPGスマートカードのライブラリが見つからない問題を修正した。またいくつかの脆弱性に関しても修正が行われている(Mozilla窓の杜)。

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