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世界の携帯電話市場ではトップメーカーとなるサムスンは、フラグシップのGalaxy S・Zシリーズ、普及価格帯のGalaxy A・F・Mシリーズと、1万円台の廉価機種から20万円以上の高級フォルダブルまで、非常に多彩な携帯電話のラインナップを展開しています。

そんな世界トップメーカーの2022年携帯電話出荷計画が流出した模様です。韓国のテック系メディアThe Elecが報じています。

フラグシップの過半数はS22シリーズ

The Elecが入手した「2022年サムスン携帯電話出荷計画」によると、2022年のGalaxyラインナップは52モデルとなる見込みです。

次期フォルダブルZ Flip4/Z Fold4およびS22 FEは、第3四半期からの生産を予定しているようです。ミドルクラス以下のAシリーズやMシリーズなどでは、16モデルの発売が予定されているとのこと。

量産時期および出荷予定台数の詳細は以下の通りです。

出典:The Elec

表は左から区分(フラグシップまたはミドルクラス以下)、モデル名生産台数(単位:100万台)、生産時期(単位:四半期)となっています。なおミドルクラス以下は種類が多いため、主力モデル3種のみ抜粋されています。

S22シリーズで3860万台の生産予定としており、フラグシップ全体の半分以上を占めていることが分かります。

また筆者的にはS21 FEが単独で930万台と、遅めにリリースする割には攻めた台数の生産を予定していることが気になりました。

Z Flip4/Z Fold4も合計で約1000万台の生産予定としており、サムスンはフォルダブルスマートフォンの普及に尽力していることが見て取れます。

一方ミドルクラス以下のGalaxyは総出荷予定量の80%である2億6700万台を占めているようで、引き続きGalaxyは主力がミドルクラスとなりそうです。

2022年も十分な台数を確保できるかがカギ

一方で、この予定の生産台数は改善の兆しが見られない半導体不足を加味しているのか不明です。2022年も引き続き生産の遅れが生じる可能性があります。

当初の発売予定とされる時期から大幅にずれ込んでいると言われているS21 FEの次期モデル、S22 FEは生産時期が早め(例年通り)に予定されていますが、半導体不足により2年連続で発売の延期が行われる可能性もあるでしょう。

なおサムスンは国・地域によってラインナップを少しずつ変更するため、52モデル全てが単独の国で発売されるとは限りません。


例年通りであれば、日本でもFE以外のSシリーズ、ZシリーズやAシリーズの展開が期待できそうです。


画像:Galaxy

参考

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